22日5時42分、久しぶりの青空。猛暑はイヤだけど急に秋になるのは早すぎるよ。
俳優の千葉真一さんが19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため千葉県の病院で死去した。82歳だったとか。わたしより2歳上だ。
関係者によると、千葉さんは7月末にコロナ感染が判明。直ぐには入院せず、千葉県内の自宅で療養。今月8日に容体が悪化し、君津市内の病院に入院した。入院後は酸素吸入を続けたが、18日に容体が急変。回復しないまま息を引き取ったという。
芸能人が亡くなっても「気の毒に」と思っても、特別な感情は沸かない。が、ニュースで千葉さんの訃報を聞いて、遠い昔のちょっとした縁を思い出した。
千葉さんは、TBS系列で1968年4月から放送された人気アクションドラマ「キイハンター」に出演、これまで誰も見たことのないスーパーアクションで一躍スターダムにのし上がった。「キイハンター」は瞬く間に視聴率は30パーセントを超え、1年の放送予定が5年に延ばされたという。
ちなみに「キイハンター」は、国際警察特別室の秘密チーム、丹波哲郎(黒木鉄也)、千葉真一(風間洋介)、野際陽子(津川啓子)、谷隼人(島竜彦)、大川栄子(谷口ユミ)の5名が様々な事件の解決に取り組むというものである。
昭和43年11月、「キーハンター」38作目のロケが、岡山県北の温泉地で行われた。メンバーが姫新線の林野駅から出てくるところから撮影が始まり、何日かにわたって温泉地や柵原鉱山を舞台に撮影が行われた。過疎地でのロケなどめったにないことなので、近隣からファンが押し寄せて、地元はてんやわんやの大騒ぎとなった。
当時、我が家のすぐ近くに、そのロケ隊の一行が宿泊した温泉旅館のご隠居さんの居宅があり、日頃から親しくしていただいていた。どういういきさつでそういうことになったかはまったく記憶にないが、そのご隠居さんのご配慮で、千葉さんに会わせてくれることになったのである。
夜7時ごろだったか約束の時間に、友人と2人でその旅館を訪ねていった。ご隠居さんの案内で千葉さんの部屋を尋ねると快く招き入れてくれ、お茶を飲みながら色々話を聞かせてくれた。 当時、千葉さんと野際陽子さんの結婚話も出ていたなあ。
普通ならサインをもらうのもたやすくなかったろうが、偉ぶるでもなく優しく接してくれた。俳優と親しく話をしたなんてことは後にも先にもこれ1回きり。それもすっかり忘れていた。あれから半世紀、思い出せば懐かしい。合掌
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