東京都知事選は投開票日まであと2日。報道各社の情勢調査では小池氏が優位に立ち、自民、公明両党などが推薦する増田氏、民進、共産など野党4党が推す鳥越氏が追う展開で、各陣営の批判合戦は恥も外聞もなく、連日ヒートアップしている。
都知事選は私には関係ないが、テレビのニュースや情報番組は都知事選関連の報道ばかり、いい加減食傷気味なんだけど…。それでも野次馬根性で3氏の言動を見ていたが、別に知名度が高いからといって有能とは限らないし、都政運営には何のプラスにもならない。それに、ジャーナリストというのもいい加減なもので、信頼に値する人はあまりいないネ。さて、一体誰が笑うのだろうか。
小池氏は頑張っているようだが、最初の「都議会の“冒頭解散”」「2階建て電車で満員電車をゼロにする」などの発言には驚かされる。昔、全て2階建て車両にして、座って通勤という首都圏サラリーマンの夢の電車が走ったそうだが、乗降に手間取りダイヤが乱れ通勤時間帯から外されてしまったとか。失敗策だったをご存じないのか?
先日、増田氏を応援に来た石原元都知事の小池さん攻撃、「大年増の厚化粧がいるんだな。これが困ったもんで」「あの人はウソつきだと思います」「厚化粧の女に都政は任せられない」。さらに、鳥越氏には「売国奴だよ、こいつは!」と。これはちょっと頂けない。もう少し品良くしてもらいたいネ。
その鳥越氏だが、「住んでよし、働いてよし、学んでよし、環境によし」の東京の実現に加え、(1)平和を守る (2)憲法を守る (3)非核都市宣言――の3つを公約を掲げている。が、これらはまるで国政選挙の公約みたいで、都政とは大きくかけ離れているように思う。また、「伊豆大島は消費税率を50%にします」などと発言、都知事の権限でできると思っているのだろうか。それに、「都知事になったら、東京から250km圏内の原発の停止・廃炉を申し入れます」などと発言。脱原発は参院選でさえ争点にならなかったのに、何をとんちんかんなことを、まったくおかしな人である。
この御仁、「週刊文春」が報じた“女子大生淫行”疑惑記事に対し、「事実無根」だとして東京地検に告訴した。が、「週刊新潮」7月28日発売号に、また同じような記事が出ているそうで、こちらも告訴したとか。この記事で女性層の支持率が激減したそうだが、もう都知事への夢は諦めたほうがいいようだネ。
こうしてみると、一番無難なのは増田氏ということになろうか。この人にも色々噂はあるようだが、まあ、見た目真面目そうで、悪いことはしそうにないという印象から増田氏かな? 今回立候補したのは21人だそうだが、メディアが取り上げるのは3氏だけ。あとの18人の影の薄いこと、何だか気の毒である。
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