9月24日の記事から抜粋。自民党の伊吹文明元幹事長は先ごろ、国会近くで開いた派閥総会で、「どんぐりの背くらべ民主党、どんぐりころころ」と題した歌を披露したという。元ネタは童謡「どんぐりころころ」(作詞・青木存義、作曲・梁田貞)。どんぐりとどじょうの心温まるふれあいを表現した有名な歌である。
【替え歌 歌詞全文】
1.どんぐりころころ背くらべ イラ菅やめたぞ さあ大変
どじょうが出てきて今日は 党内融和だノーサイド
2.どんぐりころころよろこんで しばらく支持率戻ったが
やっぱり政策進まずに ゴタゴタどじょうを困らせた
3.どんぐりころころ泣いてたら 国民しっかりとんできて
嘘の契約見破って 解散・選挙につれてった
永田町でこういった替え歌が流れるのは珍しいことではないが、これまでは誰が作ったか、氏名が公表されたことはなかったように思う。が、今回は自民党の長老・伊吹氏の作詞だとか、自慢げに披露したというだけあってなかなかおもしろい歌ではある。
しかし、国会は今、原発事故の問題、第3次補正予算案、復興財源案等々、また円高問題もあり、本来なら非常事態宣言が出されてもおかしくないような危機的状況にあると思うのだが、いかに野党議員とはいえ、のん気に替え歌を作って遊ぶほど暇なのか。やる仕事がないのか、やる気がないのか、与野党ともに気楽な身分の古狸は、この際、みんな引退してもらおうではないか。伊吹氏はいい替え歌ができたと悦に入っているそうだが、私から見れば「いい歳をしてバカみたい!」って思う。
話は変わるが、東日本大震災の復興をめぐる発言で復興相を辞任、「うつ病」だとかで九州大病院に入院していた民主党の松本前復興相が退院したそうである。
現在は自宅療養中で、衆院議員として政治活動に復帰する時期は未定という。7月初めに入院したそうで、はや3ヶ月が過ぎようとしている。「復帰する次期は未定」ということはまだ当分は働く気はないらしい。が、こんな状態でも歳費はきっちりもらうのだろうか。無駄飯を喰わすのは、「モッタイナイ」。
また、小沢元代表の元秘書3人が政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で有罪判決を受けたが、3人とも判決を不服として東京高等裁判所に控訴したという。この判決には批判的な意見も多々あるようだが、もし無罪となっていたら、国民的感情からいえばすんなり納得はできなかっただろう。
石川氏は控訴したため議員職は首の皮1枚で繋がっている。が、野党は、小沢氏の証人喚問とともに、石川氏の議員辞職勧告決議案を提出するという。これでまたもや政治がストップするのかと思うと、総理が変わっても何も変わらないだろうという予想が当たることになる。
一般社会では、何らかの犯罪で起訴されれば、もう会社には居られなくなる。そして、たとえ無罪になっても復職は叶わないのが普通だが、政治の世界は不思議なもので、控訴審で有罪とならなければ辞職も失職もない、そのまま議員でいられるし歳費もきっちりもらえる。政治家とはなんと気楽な商売であろうか。
もう一つ。先日21日、受託収賄などの罪で服役中の新党大地代表の鈴木宗男氏が21日、都内のホテルで政治資金パーティーを開いたという。おもしろいことに、本人不在にもかかわらず鳩山元首相や福島社民党党首ら約800人が出席、小沢元代表の乾杯のあいさつで盛り上がったという。永田町の常識からすれば不思議なことではないらしいが、本人不在の政治資金集めのパーティーなど、一般社会の常識では考えられないことである。
政治家とはいかに気楽な商売であろうか。どんなに無能な人でも政治家と名がつけば身分が保障される。民主党元代表のHさんのように、手を引いてもらわなければ歩くことさえままならないような人でも、民主党顧問としてひな壇の最上段に鎮座ましましていられる。
こんないい職業はほかにはないだろう。だからみんな議員になりたがり、当選したその日から、もう次の選挙のため頑張るのである。ただ、落選しないために、それが政治家の一番の仕事ではないかと思える。
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