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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

弱きもの、汝の名は男なり!・・・

2006-12-24 | Weblog
 女が強くなったのか、男が弱くなったのか、なんとも妙なおかしな話。先日の新聞記事だが、これはまさに男と女の立場が逆転した典型的な例だろう。

 結婚を前提に交際していた男性に突然別れ話を切り出し、2ヵ月後に他人と結婚した女性に対し、男性が「精神的苦痛を受けた」として1千万円の損害賠償を求めた訴訟を起こした。さらに驚くことには、東京地裁は、女性に対し120万円の支払いを命じる判決を下したというのである。
 判決要旨は「婚約はなくても、結婚を視野に交際していた。女性は男性と今後も良好な関係を続けるような態度を取りながら交際解消を申し入れ、2ヶ月足らずで別の男性と結婚。女性は交際解消へ、真摯な努力をすべき義務に反した」というものである。
 2人は1997年から交際していたが、一度は別れたものの、2001年からまたヨリを戻したそうだ。そして、将来の結婚に向け、転職や教会の見学、親族への紹介もしていたという。ところが、女性は昨年9月、突然男性に別れ話を切り出し、その2ヵ月後には別の男性と結婚するという変わり身の速さ。そこで男性は「可愛さ余って憎さ百倍」の心境に至ったのだろうか、損害賠償を求めて提訴したのである。
 昔からこれと逆の話はよくあることで、叶わぬ恋は愁嘆場で終わるのが相場だ。たいがい女が泣き寝入りするか、また刃傷沙汰になることもあるが、このように男が損害賠償を起こすなどという話は、未だかつて聞いたことがない。
 だが、女が別の男性の元に走ったのも、この男にイマイチ魅力がなかったとも言える。10年近い長すぎた春、追えば逃げる、逃げれば追ってくる、という恋の駆け引きもなくなって、男にぞっこん惚れられるだけってのもウザイと思うこともあるんだよネ。(経験者は語る
 よほどいい女だったのか、別れたりヨリを戻したり、女にいいように振り回された揚げ句捨てられたという男のまぬけさ。どういういきさつか、本当のところはよく分からないが、損害賠償の裁判を起こすなんてみっともなくて、こんな女々しい男、私でもお断りだ
 それにしてもこの男性は、よく訴訟を起こす気になったものだ。よほど腹に据えかねたのだろうが、いうなれば自分の恥をさらし、自分の不甲斐なさを露呈してまで、女性に報復したかったのかと思うと、この男性の執念には怖さを感じる。
 しかし、このようなケースにも損害賠償が認められるとは、裁判官の頭もずいぶん柔軟になったものである。この後、この女性の結婚生活は平穏に維持されるのだろうか。もし、これで女性が不幸になれば、この男性の気持ちは晴れるのだろうか。ああ、イヤだね。
 世の中もずいぶん変わったものだ。そうでなくても結婚しない女性が増えている今、よほど男性はしっかりしないと、ますます嫁の来てがなくなるよネ。「弱きもの汝の名は男なり」アーメン。
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男ってものは (lohashatoyama)
2006-12-24 09:56:26
ま、単純な生物です。
昆虫でも♂は♀に食われちゃう。あ、そんなこと関係ないですか。

2ヶ月で鞍替えってまあ、私的には女性の配慮かとも思いますが。私なら交際解消、即、次へ!..相手いませんが。だって、次が出来ちゃったから交際解消に至ったのしょう?不思議ですねぇ。なぜわからない乙女心。ま、その辺なにがあったかは、一応賠償請求一部認めているのですから、少しは女性に瑕疵があったのでしょう。でも、不思議な男。
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Unknown (オールドレディー)
2006-12-24 20:03:38
 案外男性の方が純情で、いつまでも後を引くらしいけど、ここまでやるかって思う。
 ある意味勇気あるっていえるかな。でも、プライドをなくしたら終わりじゃないかと思う。
 お互い別れるときはよーく話し合い、納得ずくでなければ、訴えられるから気をつけてネ。私など全然縁のないハナシ(^_-)。
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