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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

七草粥は召し上がりましたか?・・・

2010-01-08 | どうでもいいことですが
 正月の期間を松の内(まつのうち)と呼ぶが、松の内はいつまでかというと、関東と関西では違うそうである。関東では正月7日までを松の内、この日までは門松やしめ縄を飾り、7日の早朝に松送りをするのが習慣となっている地域が多いという。が、関西では15日になって初めて松送りをするのが一般的だそうである。

 昨日は七草、七草粥は召し上がりましたか? 私など、七草をパックで買うと多すぎて困るし、1人分を作るのは面倒なのでもう何十年も食べていない。関東も関西もこの日の朝には、松の内の最後の行事である七草粥を食べるのが慣わしとなっている。昨今は、スーパーに行けばちゃんとパック詰めになった七草が売られているので便利である。が、昔、野に出て摘んでいた頃には、みんな七草をちゃんと見分けて摘むことができたのだろうか。
 「セリ・ナズナ / ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ / スズナ・スズシロ これぞ七草」と、一つのリズムとして覚えればすらっと口に出てくる。しかし、七草がどんな葉っぱをしているか全く分からない。知っていると言えばセリくらいなものだろうか。
 そこで、ネットで検索してまとめて図にしてみた。スズナが蕪、スズシロが大根の葉っぱで、これは普段食べている野菜である。が、ナズナがペンペン草、ゴギョウが母子草とは、そこら辺に生えているこれらの野草を食べようという気にはならないだろう。


 ちなみに、七草粥は、寒いうちから芽を出す野草の強い生命力にあやかって、一年の健康を願うということで食べられるようになったという。また、春の七草は、野菜が不足しがちの時期にビタミンやミネラルが補える薬効の高い食材ばかりだし、お粥は正月の暴飲暴食で弱った胃腸をいたわってくれる消化の良い食べ物であり、この七草粥は理にかなっていると言われているそうだ。
 しかし、旧暦の1月7日は今の2月中旬頃のことなので、新暦1月7日では、天然の野草はまだ芽を出していない。それに昨今は野生の七草を手に入れるのは困難だそうで、農家で温室栽培されたものがパック詰めにされて出回っているという。
 風習は昔どおりでも、肝心の七草は温室栽培。妙なものだが、これも正月が終わる区切りの行事で、やらねばならぬのであろう。
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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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七草 (おくだっち)
2010-01-09 16:00:15
今は7日に粥を食べることはなくなりました。
以前も、粥に七草ではなく卵や餅を入れて食べてましたから、胃を休めることにはなってなかったですね。
ただ、お酒を飲んだ後も、お粥なら食べやすく入るので体には良かったかも知れません。
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Unknown (オールドレディー)
2010-01-09 17:44:06
♠おくだっちさま
みんな食べておられるのかと思っていましたが、食べないお宅もあるのですね。

七草粥は塩味にするそうですが、お醤油を入れて雑炊にするほうがおいしいと思うのですが…。
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北海道の七草粥 (旭川の自称美女)
2010-01-14 22:54:49
1週間もたってからコメントするのは申し訳ないと思うのですが書きます。以前、1・2回七草粥を食べたのですが、今年は食べていません。北海道の場合、冬野菜がほとんど取れないのでそうなってしまうのです(以前食べたものはいずれも市販の七草粥の素で作ったものです)。

函館では七草粥の代わりに、七海藻粥を作って食べることもあるそうです。一度食べてみたいものです。
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Unknown (オールドレディー)
2010-01-15 09:00:51
♠旭川の自称美女さま
コメントありがとうございます。

旭川にお住まいですか。日本で最も寒い地方に数えられる所ですよね。氷点下の気温が多いと聞きますが寒いでしょうね。

函館の七海藻粥って塩味、しょうゆ味、どちらでしょうか。雑炊風ならきっとおいしいかもしれませんね。
七草粥も塩味より雑炊風にしたほうがおいしいと思いますが、最近は七草粥を食べない人が多いようですね。

ここ3、4日、当地でも雪模様でとても寒いです。
風邪など引かれませんように。
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