令和4年10月31日
福島市
議会答弁システムを商品化
福島市は、議会答弁に関わる業務を効率化、ペーパーレス化するため開発し、
運用している「議会答弁検討システム」を商品化、企業と連携して全国の自治体向けに発売する。
2023年4月1日の発売予定で価格は未定。
議会答弁検討システムは、市議からの質問集約、市職員による答弁作成、
答弁内容の検討などに関する情報をオンラインで全庁に共有、作業できるようにした。
市職員が18年に開発し、同年から順次導入された。
市によると、システムの導入後、紙やメールで行ってきた議会の業務について、
不要な作業の削減や業務時間の短縮、年間1万枚以上のペーパーレス化ができたという。
システムの全国販売に当たっては、改良と商品化をソフトウエア開発会社のエフコム(福島県郡山市)、
販売を自治体向け商品を専門に取り扱う会社のぎょうせい(東京都江東区)がそれぞれ担う。
ぎょうせいは、11月1日から幕張メッセ(千葉市)で行われる
「地方自治情報化推進フェア2022」の自社ブースでシステムをPRする。
木幡浩市長は「現状、議会答弁を質問の集約、検討段階からペーパーレス化している自治体はほとんどない。
本市のシステムをベースとして大幅な効率化を進めてほしい」と話している。