「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

『 サンタさんからきたてがみ 』

2007-12-07 11:54:05 | 書籍・絵本


             

               サンタさんからきたてがみ    
                        たんのゆきこ / さく
                        たるいしまこ   / え
                            福音館書店

       もりにゆきがつもりました。
       今日はクリスマスのまえのひ
       郵便配達のねずみさんははりきって配達にでかけたのですが
       いそいでいたので すってんころりん
               そのはずみでてがみはゆきのなかへ・・・
       おおあわてでひろったのですが
        そのなかの一通だけ宛名がゆきでぬれてしまい
               だれに届ければよいのはわかりません。


         


      しょんぼりするねずみさん 
      もりのどうぶつたちはそれぞれが自分にきたてがみだと
      推理するのですが・・・

      来年の干支はねずみ
      ねずみさん、よい一年がきますように  



          きょうのさんぽで・・・

           

        また、会ったねえ~ だんだん 近くにきてくれるように
        なったね。 ノアにこのあと威嚇する・・・  つよい!


ふくろう・みみずく

2007-12-05 23:57:23 | Weblog


                 

              OWL MOON 
              月夜のみみずく より

       なおさん が 『月夜のみみずく』の投稿にコメントをくれた。
              ご主人様がこどもの頃 みみずくを捕まえたという話
       で、みみずく(ふくろう?)となっていた。
                ? が気になった。

       「ふくろう」 と 「みみずく」 は同じなのだろうか?
       ネット検索をしてみる。
       
           豊島みみずく資料観HP

       へえ~
       「ふくろう」は大きなグループ名で「みみずく」もその中に含まれている
       そうです。で、頭に角のように突き出た羽=羽角を持った仲間を
       日本では「みみずく」というそうです。
       グループ全体を表す時に「ふくろう」とひらがな
       特定の種を表す時は「フクロウ」とカタカナで書くそうです。

       それにしても、ふくろうを捕まえた経験がおありなんて・・・
       凄いなあーーーー。
       今度、その時を話を聞いて教えて欲しいなあ~
       やはり、夜に捕まえにいったのかしら?
    
            

         ベンガルミミズク        メンフクロウ
                      (画像は OWL in 1 ふくろう専門店から)
       


『 月夜のみみずく 』

2007-12-05 19:46:01 | 書籍・絵本


              

                 OWL MOON
                 月夜のみみずく   ヨーレン    /詩 
                              くどうなおこ/訳
                                       偕成社


        ≪ 冬の夜ふけのことでした みんなが寝静まったころ
           とうさんと私はでかけたの 》

        みんなが寝静まったよふけにとうさんと2人で
        みみずくを探しに行くことは冬の特別なことでした。

        《 とうさんといっしょに こうやってでかける夜を
         わたし ずっと ずっと まっていたの


          

               しーんとはりつめた静けさ
                シャリシャリと凍った雪を踏む音

                ”ほうーほう ほ・ほ・ほ ほーーう”
                     ”ほうーほう ほ・ほ・ほ ほーーう”

           1分間かしら
           3分間だったのかしら
           ああもう 100分くらいに おもえたわ
           わたしたち じっと みつめあった


       父親とみみずく探しに出かけるのを心待ちにしていた
               少女の心の動きが詩情ゆたかに描かれています。
       作者の子どもがちいさい頃、ちかくの森にみみずくを
        みにつれていった体験を描いているそうです。
               大きくなったいまでも子どもたちはこの体験をいきいきと
       おぼえているそうです。


         :::::  :::::  :::::  :::::

                 今日のさんぽみちで・・・

           木登りサンタさん・ ねこ・ クリスマスローズ? 

           

           

           

      


『 きょうというひ 』

2007-12-04 19:30:22 | 書籍・絵本


             

                『 きょうというひ 』

                        荒井良二 / 作・絵
                               BL出版


         きのうのよる ゆきが ふりました
        しずかに  しずかに  ふりました

        そんな書き出しで はじまるこの絵本
        クリスマスでも お正月でもない
        きょうというひ

        女の子が外に出て 雪でロウソクがはいるぐらいの
         ちいさな家をいくつもいくつも作ります
        そこに火をともして
        きえないように きえないように いのります

        どんないのりなのでしょうか
        それは読み手の解釈で・・・

        慌しい暮れの1日
        でも きょうというひ も大切な1日


          僕は僕の絵本を「窓」だと思っている。あるいは「窓」のような
        存在でありたいと思っている。
        表紙をめくれば、僕が作った小さな物語の小さな世界がそこに
        見える。その風景を本という窓から出来るだけゆっくり眺めて
        ほしいと願っている。
        そして、風景をゆっくりゆっくり動かして見せてあげたい。
        まるで見ている人が、ちいさな機関車にでも乗っているような
        気持ちになるように。
        僕の小さな物語のまわりにあるたくさんのストーリーを拾える
        速度で、ゆっくりゆっくり走らせたい。
        絵本を閉じても、ゆっくり走った機関車からの風景に
        また会いたいと思ってもらえるようなそういう絵本に
        なれればなと思っている。

        荒井良二さんのHP、「日常じゃあにぃ」 から拾った言葉です。
        ゆっくり ゆっくり・・・ と私は生きていたいと思っているときに
        この絵本 『きょうというひ』 の風景に出会いました。
        その風景は私が見てみたかった風景のひとつでした。
        だから、この季節になると 「きょうというひ」の風景に
        いつも 私は会いにいくのです。

         *  *  * *  *    * * * * *

        今日は 娘が風邪を引いて 高熱を出している
         もう、ちいさい時のように 娘を抱きしめることをしない私。
        かわりに犬が ずっ~~~と 娘の布団のそばにいる。
        まるで 自分が病気になったように静かにしている。
        犬って、愛情深い動物だな。 人の病気がわかるようだね。
        さて・・・
        犬に負けないように   私も愛情を込めて雑炊を作る。


               


『 サンタクロースってほんとうにいるの?』

2007-12-03 11:48:35 | 書籍・絵本


            

           サンタクロースって
            ほんとうにいるの?  
                        てるおかいつこ:文
                        すぎうらはんも :絵
                            福音館書店


     はじめてこの絵本を見た時 すごーく幸せな気持ちになった。
     ごく普通の温かい家庭の親子の会話

     お父さんとお風呂に入りながら子どもが

     「ねえ サンタクロースって ほんとうにいるの?」と聞く事から
     絵本のページは始まる。
     つぎつぎと子どもはおとうさんに質問をしていく
      
     *えんとつがなくてもくるの?
     *ドアにかぎがかかっていてもくるの?
           *どうしてよなかにくるの?
     *どうして そんなにたくさん おくりものができるの?

     そのたびにおとうさんは素敵な回答をする。
           家庭でこんな会話があったら、本当に子どもは幸せだ。


         


      ねえ、ほんとうにいるの

      いるよ
      サンタクロースはね

      こどもを よろこばせるのが
      なにより たのしみなのさ

      だって こどもが しあわせなときは
      みんなが しあわせなときだもの

      サンタクロースは ほんとにいるよ
      せかいじゅう いつまでもね


     親子でおふろに入り こたつにみかん
     年賀状を書きながら あったかい居間でのお話
     う~ん、ほのぼの 
           
           最近たくさんある子どもを狙った事件や考えられないほど
      あさはかな殺人事件やお金の話ばかりする人たち
     そんな事からこの絵本の家は無縁
     安らぎと平和 しあわせってこんな日々の中にあるような・・・ 
     私はこの絵本が大好きです。
         
              **   :  :  :  :  :  :  :  :  ** 
        
            
            サッカー日本代表監督に岡田武史氏が就任 
        やっぱり、いまは それしかないものね。
        頑張れ サッカー日本代表 
               オシムさんもご家族と短い会話をされたとか
        良かったぁー オシムさんも 頑張れ     
       
       
                        
     

     
   


『 しあわせなモミの木 』

2007-12-03 00:31:47 | 書籍・絵本


               
            『 しあわせなモミの木 』

                     シャーロット・ゾロトウ/文
                     ルース・ロビンス   /絵
                                 童話屋

        お金持ちの住む通りに引越してきたクロケットさんは
        皆から変わり者と思われていました。
        花屋の隅に捨てられていた枯れたモミの木を家の前に
        植えて話し掛けたりする人でしたから・・・
        
        枯れていたモミの木はクロケットさんの世話ですくすくと
        成長し、見上げるような大木になりました。

        あるクリスマスのこと
        モミの木に たくさんの色とりどりの小鳥たちが来て
        歌を歌います。

        「しあわせのモミの木」になれたら・・・


        さっきまで赤坂のライブハウスで友人のバンドの
        JAZZライブを聴いていた。
        まだ、The Nutcracker Suite(くるみ割り人形組曲)が
        頭の中でスゥイングしている。
        
        It Don't Mean A Thing (スイングしなきゃ意味ないね)
        いいなあ~ ピアノ音も サックス音も ギター音も・・・

            


       昨夜は学生時代の友人と10年ぶりぐらいに再会した。
       病院勤務の彼女から患者さんとの不思議な体験談を聞いて
       すっかり人の生死に感動してしまった。

       10年ねえ~ 短いような長いような・・・
       お互いにいろんな時間(環境)を過してきた。
       今の自分があるのは・・・「環境のせいでこうなった。」と言いながらも
       でも、やっぱり、自分で選択してきた時間(環境)だったと思う。
       選んできた時間は やはり自分の中にあったんだ。
       人のせいで<今の自分>になっているのではない。
  
       水曜日・木曜日は新しく始めた図書の仕事で
       区民センターHPビルダーの入力操作を習う。
       コピーをしたり リンクをしたり、解除したり 貼り付けをしたり
       もう何時間も繰り返した。
       一連の操作が私には上手く出来ない。
       ドラックを失敗したり、Enterをわすれたり・・・
       ノートPCのキーボードも私には馴染まなかった。

       時間がバタバタと流れ
       ライブハウスにいる自分も
       夜の居酒屋で友人と談笑する自分も
       区民センターの委員室でパソコンをやっている自分も
     
       本当に 自分はその場に居たのだろうかと不安になる。
       すべてが幻か錯覚みたい・・・
       私は自分の時間に対して よくそう思うことがある。
       人は普通、こんなこと感じたりしないものなのだろうけど
       その場所・その時間・その空気
       まるで落ち葉のように 私の中でパラパラと舞っていく
       自分がその場にいたのだろうかと・・・

        そんな師走の始まり
       掃除も 母の介護も 生活のやりくりも
       幻や錯覚していたのでは務まらない