映画 「永遠の僕たち」を観てきた。
主婦なのに、この年の瀬に 掃除も放棄して・・・(笑 )
物語は、列車の窓から街の風景が映し出される。
ビートルズの「トゥー・オブ・アス」が流れて・・・
それだけで、ピュアな感性の空間へ
『 交通事故で両親を失い、臨死体験をした少年・イーノック。
話し相手は、彼だけが見える死の世界から来た青年・ヒロシだけだった。
他人の葬式をのぞいて歩くことを日常とする死に囚われた少年は
そこで余命3ヶ月と告げられた少女・アナベルと出会う。
ヒロシがそっと見守る中、死が結びつけた2人。
生きるということは、愛するということは、いったいなんだろう?
秋から冬へと向かう鮮やかな街の景色が、わずかな時間しか残されて
いない2人をやさしく包み込んでいく。
恋人たちとヒロシと世界が輝きはじめる。』
( 映画・チラシより )
3人の主役たちが良かった。
ヘンリー・ホッパー / ミア・ワシコウスカ/ 加瀬亮
音楽、衣装、演出と 繊細に優しく描かれていた。
字幕翻訳(寺尾次郎さん)の言葉も余韻を残した。
あと、1日で2011年も終る。
たくさんの光と影を残して・・・
自分が 置かれた状況はなにも見えなかった。
時間を取り戻すことも、季節を変えることも出来ない。
空を見上げる ねこ に出会った。
私も空をみるのが、好きなんだよ。
前を向けそうもない時は 空を見上げる。
少しだけ、なんとか なりそうな気持ちになる。
0・5ミリ 安藤モモ子 幻冬舎
老人の触れると、命の音が聞こえるー。
肉親もなく、流産をし、一生子供を産めなくなったサワは、介護ヘルパーとして
老人とかかわることで、孤独を埋めようとしていた。
「おじいちゃんと一緒に寝てあげて欲しいの」
派遣先の家族からの頼みごとを断れず、老人と添い寝をすることになったサワは
その夜思いがけない事件に巻き込まれ、職を失う。
無一文になった彼女が日々の生活を営むために取った行動。
それは、町で見知らぬ老人に声をかけ、無理やり世話をし、同居することだった。
(書籍紹介文より)
有名人ご夫妻の娘さんということで、ナナヒカリ、かナンテ失礼な先入観を持って
読み始めたけど、とても面白かった。
>両手を合わせてみて
>掌があったかいでしょ?
淋しくなったらそうやればいいのよ
>手を合わせた時の、自分の手の温もりを感じることを大切にしなさい。
ちょっと心に沁み込んできた文章。
明日、私は何に出会うのだろう・・・
部屋に流れていたドリカムの曲
『明日が読めるわけでも無いのに どうして空を見上げてるんだろう?』
昨日、雨のなかを歩いていたら、寒けがしていた。
それでも、「今日は寒いですね。」という周りのその言葉に安心していた。
家に戻って暖房をいれても風呂にはいっても寒けがして
さすがにおかしいと思った。
つまり風邪を引いたみたい・・・
あたまがぼんやりして
ゴホゴホ ゴホ
映画 「50/50」 フィフティフィフティを観てきた。
50/50
酒もたばこもやらない”普通”の青年アダムに突然告げられた病気はガン
27歳という若さで、5年生存率50%のまさかの余命宣告
その日から、アダムの生活環境は一変
よそよそしい会社の同僚たち、看病の重圧に負けそうな恋人
同居を迫る世話焼きの母親・・・
病気のアダムに気遣って誰も今までどおりに接してくれない、
ただ一人女好きの親友カイルをのぞいては。
カイルと一緒に病気をネタにナンパしたり、新米セラピストとの
セラピーを通して”ガン”の日々を笑い飛ばそうとするアダム。
しかし刻一刻と進行する病魔に、やがてアダムは平穏を装うことが
出来なくなる・・・
( 映画・チラシより )
脚本のウィル・レイサーがガンになった体験に基づく物語だという。
なるほど・・・
ガン患者の心がよく描かれている。
ガン宣告を受けて治療をしていく中でさまざまを感情、苦しみが
とてもリアルだった。
日本の俳優でいえば堺雅人みたいな主役のジョセフ・ゴードンの
演技がとてもよかった。
でも、重くなくて、切ないけど、ユーモラスなシーンもたくさん
どんな時も 人を救えるのは人なんだ、と思った。
私のガンも50/50だったのですよ。
時計の振り子のように あっちの50%こっちの50%って
心が揺れた。
もう一昔前のことだけど、忘れられない出来事になっている。
いまは、ね。
別の病気で、また50%ぐらい ヤバイことになるかも。
どうやら、私の人生
50%に縁がある。
50%が 希望なのか、絶望なのかはわからないけど
この数字
自分がなにをしたいのか
考えるには、じつによい数字かも
悲惨なことに直面してもその状況のなかで笑えることを探す。
それも、出来れば少しだけでも幸福な気持ちで・・・
もう今日から12月なんですね。
朝は雨で すぐにあがったけど師走の寒い1日となった。
映画を観に行った渋谷の街は忙しそうな人であふれていた。
街角のスタンドに立ち寄り熱いコーヒーを飲む。
紙コップから湯気がたち、街の空気のなかに消えていく