「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

ケア

2007-12-16 17:34:17 | Weblog


                   

      12月は1日が飛ぶように過ぎていく   
      今日はとても寒い日だった。
      気がつけば木々はすっかり葉を落としてしまった。 
      母は今年も乗り越えられそうな気配だ。

      春も 秋も そしてこの12月も
      「最後の時」と言われながらも・・・
      母は生きている。
      まるで私の心の動きなどとは無関係に、ね。(笑)
      そう思うと なんだか 感無量ですかね。

      こんなに季節の一瞬、一瞬を
      感じた年はなかったなあ~
      母が「危ない状態」と言われると風景ばかり見ていた気がする。
      自分が癌になった時は 桜の花が愛おしかった。
      過ぎていくときを見逃さないように、と桜の花を見つめた。
      でも、母のケアの日々はそれとは少し違う風景だった。

      私は身勝手な生活してきた。
      いま、つくづく思う。
      人は人をケアして生きている。
      親にケアされ私は大きくなり、わが子をケア(愛して)して成人にして
      今度は親をケアして、いつか私も子、あるいは誰かにケアされるのだろう。

      母の姿に苦しい思いをしている時、施設の職員さんが言った。
      ケアは「包み込むマント」です。
      私達もマントの役割をお手伝いましょう。と
      人は人をケアして、人にケアをされて生きていけるのだ。おそらく・・・
      

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