「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

神楽坂

2007-04-29 19:00:16 | Weblog


  「 神楽坂 」へ行った。
  坂が多い街だった。
  「拝啓 父上様」というドラマでブレイクしたらしく<赤城神社>の
  絵馬はジャ二ーズの二宮君への伝言板みたい?のがいっぱい


   

   


  木漏れ日が気持ち良い道をさらに歩く
  <尾崎紅葉旧居跡>から<袖擦り坂>
  狭い石畳の路地裏・・・風情がある街


   


  ドラマでは<ニノ>がりんごを転がした坂?
  たくさんの人がそこで写真を撮っていた。(笑)
  私に「写真を撮って」と頼む人も・・・
  私は写真、下手だよ。  

  不二家の「ペコちゃん焼き」は神楽坂店限定のお菓子
  人気で買うには<2時間待ちです。>と言われるが
  コーヒーを飲みながら待ちぼうけ・・・
  ポコちゃんが入っていたら(当たり)だって!!!
  入っていたよ。 ポコちゃんが。
  コワイイつ! (確かに不気味かも)少しも可愛くない。

   

   
  

  母の入院でバタバタしていたので、気分転換のために
  神楽坂を訪ねたけど・・・
  やはり母の事が心配で病院へ足が向く。
  快晴で青梅方面は行楽客がいっぱいだった。
  ポピーが満開の公園の駅(昭和記念公園)では
  今日は<GWなんだなぁー>と実感する。
  みんな楽しそうで 幸せそう




   

   


   母の病院はひっそりとしていた。
   周りは緑が爽やかで美しい。
   残念ながら、病室からは緑が見えない。
   カーテンで締め切っている。
   母は眠っていた。 夢でもみているのかな
   今週はなんにも考える余裕がなく時間が過ぎって行った。
   何の言葉も書けなかった。
   心がかさついていたんだな、きっと。
       明日は猫と言葉探し・・・の日にしたい
   
   


   

   
   

   


『東京路地猫まっぷ』

2007-04-27 19:12:45 | 書籍・絵本


  『 東京路地猫まっぷ』 
                  一志敦子 (日本出版社)

  画文集です。
  イラストレーターの著者が東京とその周辺の町を訪ね
  町猫との出会いをイラストと文でまとめた本です。
  猫も町も人も温かい感じ
  GWは町猫の散策がいいかなぁ

    


  今日は近くのレストランでランチ
  <もっこうバラ>が咲き乱れているお庭を入っていくと
  とても温かい雰囲気お店の入り口



    

  
    


    


   鳥も猫も来て なんて素敵なお庭でしょ 

   そういえば、母ったら
   入院先の病院でお医者さんに
   「おいくつですか~?」と質問されて
   いつもはそんな事も もう答えられないのに
   「30歳」と答えた。
   はあー  可笑しくて (笑) 
       まだ、食事が出来なくてかわいそう 
   でも、それも忘れている。


   


   
  
  
  


母の入院

2007-04-24 18:13:33 | Weblog



  母のいる施設から昨夜、母の具合が悪くなり施設内で治療を
  おこなったが回復しないので病院へ運んだ。と連絡を受ける。
  それで今日、病院へ出向く
  朝、施設から「肺炎でしたが今はもう安定されています。」と
  再度、連絡を受けているので <ほっ>とはしているが
  やはり、一刻もはやく見舞ってあげたい。


   


  最寄駅に着くと病院へ行くバスがくるのはあと50分後
  タクシーも来ない・・・
  とにかく緊急な事態ではないから落ち着つかなくては 
  駅の周りは何故かレトロな映画のポスターがいっぱい
  蕎麦屋も面白い店構え
  古い映画のポスターを眺める
  映画好きだった母は若い頃に観たのだろうか・・・

  人は生まれ、育ち、社会の中で生き、老い
  病を得て、いつか生命の限りを迎える
  ごく自然なことなのに 涙ぐんでしまう
  母の時間の密度が濃くなってきたようで・・・
  私は怖い


  今日の歩行数 21300歩
   <ジェル君>は生まれて私のポケットの中で
   元気に動いている。
   

  母は1ヶ月の入院治療で「回復に向かうでしょう」と
  医師の診断。
  40度の熱があるため、薬で眠っている状態
  場所の<認知>が出来ないのが、却って救いでもある。
  とりあえず、感謝 感謝  

  


『 あくたれラルフ 』

2007-04-23 12:12:52 | 書籍・絵本



   『 あくたれラルフ 』


               ジャック・ガントス/文 いしいももこ/訳
               ニコール・ルーベル/絵
                童話館出版


                


         あくたれラルフはセイラのねこです
    ラルフはあくたれです
    悪さばっかりするねこです
    それでも、セイラはラルフが大好きでした

    ところがある日
    ラルフのいたずらがあまりにひどいので怒ったセイラの
    おとうさんがラルフをサーカスに捨ててしまいます

    それからのラルフの生活は惨めなものでした
    サーカスが終わったあとの掃除
    動物の世話
    ナイフ投げの的になるのを断わると檻に入れられ
    しけたポップコーンが食事・・・

    サーカスを抜け出したラルフはゴミ箱の中で泣きます
    運良く、そこへラルフを探しにきたセイラと家に帰れます


    そう  そう
    本当は良い子でいたいのに
    本当は愛されたいのに
    逆の行動をしてしまう子どもっていますよね。
    
    でも、これでラルフも懲りて<あくたれ>はやめる?
    ハ・ハ・ハ・・・・
    
    もちろん <あくたれ>はやめられないか (笑)
    愛すべき ラルフ  私はあなたが好きだな


    私には現在、大学生になる子どもがいる。
    この子たちが小学校高学年になるまで<読み聞かせ>をした。
    1日2~3冊 時には5冊も6冊も読んだ。
    以来、絵本・童話の面白さに取り憑かれていて
    家の本棚には絵本がぎっしり・・・
    センダック  レオ・レオニ  エッツ  ローベル
    長 新太   スズキコージ  林 明子

    <読み聞かせ>という行為は必ず相手がいるということで
    私がこの絵本はウケるだろうと思ってもウケなかったり
    これは?と思ったものがウケまくりだったり・・・
    
    誰かに<読み聞かせ>をする!
    思わぬ反応に自分が気にも留めなかった本が魅力的に
    感じるようになり、新しいお気に入りのジャンルが増える
    こともある。
    私の絵本をみる目は子どもが与えてくれたもの。

    <定番>が好きな私は<誰か>から
    こんなのもあるよーと教えてもらうのも楽しみの一つかな
    というわけで これから読み聞かせに家庭文庫まで
    行ってきます。
    今日はなにを読もうかな

    「ねこのせんちょう」 マドレーヌ・フロイト
    「あかりをけして」  アーサー・ガイサート
    「のぞく」       天野祐吉 
                 
    あたりを用意して練習をしているけど来た子どもに
    合わせて本を変更するので、その時次第・・・ 
                         
    
    


    
    
    
    


    


『 トムズボックス 』

2007-04-22 22:03:28 | 書籍・絵本

                        

     トムズボックスに行く     

     

     トムズボックスHP

     トムズボックスは吉祥寺の片隅にある絵本屋さん
     とっても作家にこだわっているお店です。

     長 新太 、井上洋介 、片山 健 、 スズキコージ
     などの絵本が集められています。
     店の壁はギャラリーにして絵本作家に絵を描いてもらって
     展示してあります。

     ちなみに今月は nakaban    「 ファ海岸 」
           来月はスズキコージ 「 お伽草子」展

    
                              

         < ファ海岸 >            <お伽草子>



     小さな絵本屋さんですが、楽しいですよ。


     トムズボックスまでは歩いていきました。


    


    ここまで、11784歩でした。
    ジェル君は まだ <たまご>で生まれてきていません。
    実際、1万歩なんて すぐの距離ですね。
    途中の公園でストリートのJAZZ演奏を聴いたり
    猫を探したり・・・・

    歩くのはいい    途中で会った黒猫 
 
    
     

        
  


     

 


認知症の人のための絵本

2007-04-20 17:19:24 | 書籍・絵本

            
  認知症の母の施設に行くたびに
  「もう何もわからないから・・・」ときめつけてコミニュケーションを
  諦めていた私。
  でも、何回も母に会いに行くうちに(それは違うのでは)と思うようになった。
  そんな時、巡り合った絵本

   『 わたし 大好き 』  <ひざを寄せて読む絵本>

         リディア・バーディック/ジェイン・フリーマン みらいなな/ 訳
          童話家

   


   この絵本を監修した小澤 勲さんの言葉です。

   「ぼけ」ゆく人たちとともに暮らしていると、彼らは人生の爽雑物を
   少しずつ取り徐いていって、ついに清明な世界に至るのだと
   感じることがあります。
   それはとても素敵な感性です。
   陽の光を浴びるのが好き、音楽を聴くのが大好き
   お昼ねでうとうとするのが好き、
   太陽が沈んでいくのを見るのが好き、あなたの傍にいるのが好き
   といったような・・・・。
   そこに至るまでは、なかなか大変なのですが。
   訳のみらいななさんと膝をよせてこの本を読んでみた。
   少し照れくさかったけど、心が通じたような気がした。


   介護がつらい時、読むと痛快なのは

    『 おばあちゃんが、ぼけた 』  村瀬 孝男

                    解説 谷川 俊太郎  理論社
   
     人間は -生まれる/遊ぶ/働く/愛する/死ぬ
            しかも、ぼける。


      ならば、混沌をおそれず、
      この1冊でぼけを丸ごと学ぼう!の<帯>惹かれ買った本
      マンガです。笑う 笑う・・・


   本屋さんからの帰り道  好い物?を見つけた !


       +  
     

  

   <楽しく歩育(hoiku)  ダイエット> を買う 
   要は万歩計なのですが、歩けば歩くほど、キャラクターの
   < ジェルくん >が成長するらしい。
       たまごっちみたいもの・・・。
   我が家のわんこと< ジェルくん >を歩育することにしました。

   目標  -5キロ  おそらく  ケーキを食べない方が早い 
       まあー、痩せませんけど、ね。 いつも
   
   


ぼやき

2007-04-19 14:31:14 | Weblog
 
 久しぶりに子どもが幼稚園の頃のお母さん仲間とランチタイムを過した。
 みんな40代からそろそろ50代となる主婦
 年を重ねれば話題が変わるのは当たり前なのだが
 昔は子育ての話、特に受験や塾の話が中心だったのが
 今は<健康について><親の介護>が中心 (苦笑)

 ある人の話をひとつ
 彼女は高齢の義父と同居・夫は単身赴任中
 24時間、認知症も入っている義父の世話に追われている。
 時々、実の娘さんがいらして、それこそ義父に
 <いたれりつくせり>のサービスをするという。
 高級な寿司屋に連れていき、服を買ってあげたり・・・
 義父は「娘と暮らしたほうが良い。」とつぶやく
 が、娘さんは(父と暮らすことは出来ない)と足早に
 帰って行く・・・
 その後ろ姿に
 「あなたはいいよ。さっと来て良い子で帰るんだから・・」と
 蹴りといれたくなるのよ。
 子育て後の自由は幻かぁと笑う。

 なるほど、ね。
 どっちの立場もわかる気がする。
 私も父の世話は姉任せ・・・
 時々、父を招いては食事に招待している。 
 せめて、たまにはやさしく・・・と思う
 でも、父と<暮らす>ことは考えていない。


 メールボランティアの研修である寺に出かけた。
 「日想観」を学ぶ(浄土真宗)
 冥土に旅立つ模擬死者を中心にして、
 数珠繋ぎの輪になって座る。
 読経に合わせて数珠を操る。その後、部屋の西側の戸を
 静かに開ける。
 西の方角に向き直り心静かに手を合わせ、
 落日をゆっくりと想い浮かべる。
 そうして死者の来し方を偲び、さらに自己を省み、
 同時に自己のこれからを静かに見つめてゆく

 西日は庭にある木々の梢の影を、長く部屋の中に運ぶ
 動く空気は静かな風の動きになって耳に届いてくる。

 日の沈むのが見えるわけではないが
 太陽が沈んでゆく様を想像することが出来る。
 そこから派生してくるさまざまの想いを巡らせて
 自己の考えを深め、発展させるのだ。

 私はまだまだ・・・
 

 
 

『三びきのやぎのがらがらどん』

2007-04-18 15:48:22 | 書籍・絵本

 
  3650冊の絵本から~   


  『 三びきのやぎのがらがらどん 』
            
                絵 マーシャ・ブラウン
                訳 せた ていじ
                福音館書店

  北欧の民話です。
  山のふもとから山の上にある牧場に小さいやぎが草を
  食べに行こうとすると途中の橋の下で大きなトロルが待っていて
  「お前を食べちゃうぞ!」といいます。
  一番小さいやぎは
  「あとからもっと大きいのがくるよ」と教えるのです。
  で、つぎの中ぐらいのやぎは・・・

  ハラハラドキドキする展開の絵本です。
  トロルがこわーい!!
  この絵本は<読み聞かせ>するのにすごーく良いと思う。 

           

   
   絵本から童話へ~   

   『 すんだことは すんだこと 』 

         ワンダ・ガアグ   佐々木マキ
          福音館書店

   人間、ながーく生きていると、つまり大人になると
   絵本やお話のなかだけでなく
   こういうシッチャカメッチャカに近いことはずいぶん経験し
   身につまされるが、子どもたちにはどううつるのだろうか。
   テレビのドタバタ劇を楽しむように
   深く考えず思わず最後まで読み、笑ってしまうのではないか。
   『100まんびきのねこ』のワンダ・ガアクの絵がぴったりの話

   そうそう、あとあとまでくよくよしない
   すんだことはすんだこと!
   やるだけのことはやったんだからと、失敗した時は思いだそう
   失敗だらけの私のための童話みたい。。。

   あーあ
   今日も雨だな
   ワンコは散歩に行けないで窓に張り付いている。
   こんな日は読書だよ、お前には読めないか 



    
   

  


パソコンを始めた理由

2007-04-17 19:06:37 | Weblog
 今、病院の待合室で検査の結果を聞く順番を待っている。
 医師とどんな言葉を交わそうかと心の中でシュミレーションをする。(笑)

 良い結果の場合・・・
 悪い結果の場合・・・

 ちゃんと2通りのパターンを考えている自分(暇人)

 だが、実際は医師の前では用意した言葉を使うことはまずない。
 医師は相変わらず忙しそうだし
 私は人と上手く話すことがとても苦手なのだ。

 いつものように礼だけを言い、病院を出る。
 昼間、止んでいた雨がまた降りだしていた。
 雨の中を 歩きながら さっきシュミレーションした言葉をつぶやく

 「先生、ありがとう、おかげさまで笑顔の毎日です。」

 私がパソコンを始めた<理由>は
 通院している病院の患者支援の一つ、癌になってしまった患者さんを
 <メールで励ます、相談にのる>みたいなボランティアをする為だった。
 私が告知された時、同病だった方が
 「大丈夫だよ」と携帯にメールをくれた。
 家族は子ども2人だけなのでパニックになっている心の中を誰にも
 話せなかったから、そのメールには随分と救われた記憶がある。

 私自身は(何かしなければ・・・)とか
 <頑張る>とか<克服する>とか<前向きに>とか<努力する>とか
 そんな言葉は嫌いで片っ端から消去したいと思う性格なのだ。
 つまり私は人格者ではないので人の役にはたたない・・・。
私にできることなどたかがしれている。
 (してあげる)という傲慢な思い、(してあげる)とするなら
 それは自分のためなのだ。

 人とのコミュニケーションにはまったく自信がないのだけど
 思いがけない事態を抱え込んだ時
 自分の気持ちになってくれる人の存在はありがたかったし
 (人は人に癒される)事もあると思ってね。
 この人より「私の方がずっーと、ましだわ。」などと思ってくれれば
 私のメールボランティアも価値ありかな、ナンテ、ね。(笑)
 <憎まれっ子世に憚る>健康状態良好です。

 今日もある人の言葉を黙って聞く
 本当に聞くだけ・・・何もしない。
 そして、わかるよ、その気持ち 同じだよ。とメール

 <これでいいのかなぁー>と言葉の重みに身が縮む

 ただ、その時、自分はいたのだ という証を 残したい・・・。

 
 渋谷ユーロスぺース
 ミシェル・ウエルベックの『ある島の可能性』という映画を観る。
 すごい! すごい!としか言えない
 エロティズム?官能小説?いや、違う・・・
 何年か前に 『素粒子』という本を読んで以来
 気になる作家の作品だった。
 ミニシアターでしか上映できないよ、これは。。。

 でも、来週あたり私はきっと
 オダギリジョーの『東京タワー』を観に行くかな(笑)
 銃による事件が2件 、怒りと悲しい気持
 

母に会いに行く

2007-04-15 11:12:52 | Weblog


  母に会いに行く
  初夏をおもわせるような14日
  母の暮らしている施設へと出かける。
  国立・立川駅あたりからは大学の新歓コンパでもあるのだろうか
  若い人達で電車の中は混雑していた。
  わかいよなぁー、綺麗だなぁー、
  見惚れてしまうよ。

  青梅まで行くと山はもう芽吹きの季節。

 

 

  花は梅から桜、そして これからは菖蒲へと変わっていく
  来月になれば、カヌーを楽しむ人がここを訪れる。

  今日の母は言葉が出ない
  徘徊もしていない
  ただ、ぼんやりと椅子に座っていた。
  また、小さくなった姿・・・

  食べ物の<持ち込み>は禁止なんだけど
  私はポケットに「桜まんじゅう」をひとつ、しのばせていき
  ドキドキしながら母に手渡す
  <隠す>なんて行為が出来ない母
  堂々とまんじゅうを食べ始める。

  ハイ、職員さんに 見つかりました。 

  職員さん、ニッコリとして
  <見て 見ぬ振り >をしてくれました。 

  来月は<柏もち>を持っていこう、っと。