「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

「乳がんは勇気に弱い」

2008-10-01 16:53:30 | 病気


               

             「 乳がんは勇気に弱い。 」

      このコピーは第4回ピンクリボンフェスティバル
            東京都コピー賞最優秀賞作品だそうです。

                   ピンクリボンキャンペーン2008

            日本人女性の23人に1人は乳がんにかかるといわれています。
            乳がんは早期に発見して治療すれば、多くの人は 治ることが特徴です。
            そのために、検査をする 勇気 が必要なのです。

          

     「ピンクリボンプラザ@表参道ヒルズ」というイベントへ
           行ってきました。
           乳がん検診率50%を実現するためのイベントでした。
           表参道ヒルズのような場所には女性の方がたくさんいらっしゃるので
           通りすがりでも 足を止めた方が乳がんについて知識を持ってくだされば
           いいなあ~ と会場をみていました。
           マンモグラフィの あまり痛くなさそうなのが ついに出来た?!!
           会場にあった「マンモ」は、 胸を挟む板みたいのが 柔らかくなっていた。
           今宵は ”表参道ヒルズ” をはじめ ”都庁” ”東京タワー” などが
           ピンクにライトアップされます。

           

                    

         表参道を歩き、花屋で 自分のために たった1本のバラを買いました。
               とりあえず、乳がんに負けないで生きてきたお祝いに・・・
               わが胸に手をあてます。
               その傷あとに、あの頃  出会った人たちの事を想います。
               もう、あえないことの 無念さを。
               そして、いま病気と闘っている人へエールを送ります。
               あら、やだ・・・ 自分だって まだ不安なのですが・・・
         健康を取り戻している人とは10年が過ぎたら旅行しよう。
            と ひそかにお約束している。※ 乳がんの経過検査は要10年。

          なおなおの乳がん&骨転移日記   

               ☆ なおなおさんをいつも応援しています。 
                   彼女の姿勢には本当に感動します。☆
    


『 胸のしこりが気になる人が読む本 』

2007-10-01 14:41:16 | 病気


              
               


            『 胸のしこりが気になる人が読む本 』
                      乳がんのすべてがわかる
                      日馬幹弘 (著) 扶桑社


       この本は乳がんについてとても解りやすく、書かれています。
                病気の概要 治療の戦略などが 本当によく解りました。
             なにより、日馬幹弘医師の言葉が 温かくて支えられました。
               いまは<改定版>になっているようです。
       今日の情報は明日には古くなっているかも知れませんが
       病気自体は変わりませんので役にたつと思います。
       私が治療中に読んだ本では いちばん良かったと思っています。



       今月は「乳がん月間」です。

        ピンクリボンキャンペーン2007

               ピンクリボン(運動)とは乳がんの撲滅、検診の早期受診の
               啓蒙・推進のためのキャンペーン・ もしくはシンボルマークです。
               乳がんに罹る人は 年々増えているそうです。
               年間の新規患者は いまや4万人ともいわれています。
       10月1日は 東京タワーをはじめ、東京都庁舎、表参道ヒルズ
       レインボーブリッジなどが ピンク色にライトアップされます。


      


      乳がん・・・
        私の場合はお風呂で体を洗っていると 左乳房に何かふれる感触が
             ありました。   たまたま区の誕生日検診月だったので近くにある
           産婦人科へ行きました。
             触診だけの診察で医師に 「大丈夫でしょう」といわれました。
             その時 乳がんについて 何の知識も持っていなかった私は
             「マンモグラフィ」も「 超音波」も 「血液検査」も していないのに
             医師の言葉を 信じてホッとしてしまいました。
      「胸にしこり」があるのに医師の言葉に疑問を感じなかった
             自分にはあとから呆れましたが・・・。
            

      それから半年後・・・
            私の乳房は 全体的にカチカチ状態に なっていました。
            ここになってはじめて 何かおかしいと「乳腺外科」を受診しました。
            結果はステージⅢbの 進行がん 
      腫瘍径は8cm以上 リンパ節にも数個の転移がありました。
            「生存率」がどれぐらいなのか、そんなことも頭によぎりました。

      治療は抗癌剤 手術 放射線 と少し大変だったかなー
            いまは さいわい再発も転移もなく 元気に過す毎日ですが
            通院中、知り合った方が亡くなったりすると、
            もし、もう少しはやく検診を受けていたら もしかしたら
            「助かった命」も あったのでは、と思うことがあります。

            乳がんは30歳代後半から40歳代後半が発症のピークです。
            まだまだ、現役として仕事に、あるいは母としての生活がある
            時期だと思います。
            やりたい事がたくさんあるのに・・・
          こんなことで それらの生活を奪われたくないですよね。
     
            だから 「ピンクリボン」     あなたが ”今”できること                      

                                  
   

         

        


 普通であるということ

2007-07-10 19:08:20 | 病気

    

              
       

   定期的に病院へ行って検査をする。
   この期間だけ私は微妙な心理状態で過す・・・
   つまり、日常の中で「死」を意識する。
   
   人間が平均して70年、80年ぐらい生きるとして
   その間、まったく病気にもならず無傷で通せることは
   そんなにはないと思う。
   生きていれば 病気もするし 怪我だってするかもしれない。
   なんら特別なことでない。
   普通のことだと思う。
   にも、かかわらず 
   病気や障害が特別なことに見える。
   人は病気や障害を[普通ではない] と 考えてしまう気がする。
   [どこもなんともない人] を基準にしている社会がある。
   それ以外の人は排除されているような・・・。

   とりあえず
   今日 1日生きのびて
   明日も また もう1日 
   それも、少しは幸せ気分で・・・
   いつも、そんな思いで過してきた。
   
   病院で検査結果を聞く  ( まだ全部の結果がでていないけど)
   「特に問題ありません。心配はないですよ。」の医師の一言で
   私は「鳥頭」になる。 
   よく3歩、歩くと 鳥はさっきまでの事を忘れるという
   その鳥頭・・・
   「普通であるということ」
   それがなんなのか、すぐ忘れる。だから、私は人として成熟しない。
   この思いを「コトバ」で伝えられない、もどかしさ
   あー文章力がほしい  
   写真は雑草  こんな場所でも頑張っているのね。

   昨日のアジアカップのドロー  残念で・・・元気がでないよ
   


ピンクリボン・乳がん検診を!

2007-03-25 20:38:42 | 病気
 
 朝、目を覚ますと雨
 どうしょうかな と迷う

 今日は「ピンクリボンウオーク2007」に参加するつもりでいた。

  ピンクリボン

  乳がんinfo~中村医師
  
  (2つのリンクは乳がんについてのサイトです。ぜひ、読んで欲しい)

  私の乳がん闘病中を支えてくれた医師・病気で知り合った友人たちを
  偲ぶために「ピンクリボンウオーク」で歩く事にした今日は雨・・・

  歩く、歩く、 ただ歩く
  何も 言葉に出来ないから・・・

  あなた方の <悲しみ>を
  しとしとと 降る雨を 浴びるみたいに感じて
  もう会うことが できなくなってしまった人を想う

  貴女とは風の強い日、横断歩道で信号を待ちながら
  「今、2人のカツラが風で飛ばされて向こうに飛んだらどうなるか」
  ナンテ話をして笑ったよね。

  貴女は「私の子どもはまだ6歳と8歳なの。死にたくないわ」と
  涙を流していたね。

  「一緒に頑張って治療していきましょう。」と手を差し伸べて
   くれた主治医 温かい手の温もり・・・

  今は みんな いない
  歩く、 歩く 、みんなが 生きていた事を
  忘れたくない
  悲しみと無念が ここにある。
 

  
  明日の事は 誰も解らない
  だから 愛おしい
  だから 哀しい


  昨夜から降り続いた雨も
  今になってようやくおとなしくなってきた
  どんより曇った空から今にもまた雨が
  落ちてきそうだったけど
  構わず外へ出た
  
  無性に人の気配を感じたかった
  むかしから孤独を感じると
  しばしばこんな欲求に駆られる
  街のざわめきやノイズが恋しくなる
  人ごみが嫌いでしょうがないくせに
  心が人を求めてしまう
  
  べつにどこに行ったって
  誰とも上手く触れ合えないのに・・・

 
  ピンクリボンウオーク
  乳がんで 
  大切な人を失わないために
  大切な人を悲しませないために
  私たちは 今日、雨の中を歩いた。
  ひとりでも 悲しい思いをする人が
  少なくなるように、と願いをこめて
 
  
  乳がんで命をなくしてはいけない
  救われる命があることを知ってほしい。
  どうか、検診を・・・。


  
  3650冊の絵本から~  

  
   『みみをすます』          作・谷川俊太郎
                     絵・柳生弦一郎
                     福音館書店

  みみをすます
  きのうの あまだれに
  みみをすます

  みみをすます
  いつから つづいてきたともしれぬ
  ひとびとの あしあとに
  みみをすます

       <みみをすます>より一部抜粋しました。