「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

東京バラード、それから

2011-11-08 15:54:04 | 書籍・絵本


 

  東京バラード、それから 谷川俊太郎 幻戯書房

  詩も写真も、
  物語と違って
  時間に沿って
  進むのではなく、
  むしろ時間を
  一瞬止めることで
  時間を越えようと
  するものなのかもしれません
                 ー あとがきより

  まず、見開きページに
  
  東京では 空は
  しっかり目をつむっていなければ 見えない

  東京では 夢は
  しっかりと目をあいていなければ 見えない

  ここから、はじまる ・・・「東京バラード、それから」

 

  40年ほど前に 書いた連作「東京バラード」と 現在をつなげた本だという。
  詩集には1950年代、60年代に 撮った写真がちりばめられている。
  街を想う。 人を想う。
  谷川俊太郎の言葉 (詩) いつも感動する。

  私は その「東京バラード」の なかにすっぱりと体を埋めて
  いま ここ、に いることを確かめてみる。
  憂いだって 孤独だって、そのなかでは大切に出来るから・・・
  
 


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