東京バラード、それから 谷川俊太郎 幻戯書房
詩も写真も、
物語と違って
時間に沿って
進むのではなく、
むしろ時間を
一瞬止めることで
時間を越えようと
するものなのかもしれません
ー あとがきより
まず、見開きページに
東京では 空は
しっかり目をつむっていなければ 見えない
東京では 夢は
しっかりと目をあいていなければ 見えない
ここから、はじまる ・・・「東京バラード、それから」
40年ほど前に 書いた連作「東京バラード」と 現在をつなげた本だという。
詩集には1950年代、60年代に 撮った写真がちりばめられている。
街を想う。 人を想う。
谷川俊太郎の言葉 (詩) いつも感動する。
私は その「東京バラード」の なかにすっぱりと体を埋めて
いま ここ、に いることを確かめてみる。
憂いだって 孤独だって、そのなかでは大切に出来るから・・・