「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

代官山・タルトの店

2007-08-31 21:14:18 | Weblog

    タルトが大好きな私

    代官山で 人気のあるタルトのお店  「キルフェボン」 に行った。
    昨年、クリスマスに この店の タルトケーキを知り合いから頂いて
    「キルフェボン」 のタルトがお気に入りとなる。
    今日の散歩は 代官山に決めた。
    「そうだ! タルトを食べに行こう。」 と娘を誘う。
    いつも 混んでいるので 夕方の空いていそうな時間を狙っていく。
   待ち時間なし!!「季節のタルト」と「苺のタルト」をオーダーした。
  美味しいー


      

     

          

          

          

                キルフェボンHP

     

           

           

           

           

『 風に舞いあがるビニールシート 』

2007-08-30 14:43:49 | 書籍・絵本


             
   
            森 絵都  文藝春秋
    
    6編からなる短編集。
    ケーキを愛する女性の話 仏像に心を奪われた修復師の話
    犬の里親ボランティアをする主婦の話 など
    その中の 「守護神」は 特に面白かった。
    夜間大学に通う祐介は なんとしても単位が取りたくて
         <代筆の達人>の存在を知り その力を借りようとするが・・・
    そういえば、最近 「卒論代行」1字5円なんてニュースあったよね。

    いつの間にか本が 山のように たまっていく・・・
    山になったな と気付いて 片付けても
    また、徐々に 山になっていく
    「本を読まなくては・・・」 と私は意識した事がない。
    学生の頃、勉強のために読んだ本など記憶がないし
    渇望あふれる文学ファンでもない。
    それなのに 寝酒 (お酒は飲めないけど) のように
    ベッドサイドに 本がなくては 寝付くことが出来ない。
    『風に舞いあがるビニールシート』 も
    寝返りをしなくては 寝られない夜から、私を救ってくれた本となる。
    
    
    『 クチコミ効果』
    娘がある企業の商品の感想などを自分のブログに掲載すると
         いう事をやっていた。
         学校で「口コミ論」を学んでいたので この「口コミ」感覚とは
         どのようなものなのかと興味を持ったようだ。

    企業側がブロカーに新商品の説明会を開き それをブロカーが
    記事にして 自分のブログに載せる。
    記事を読んでくれた人が 投稿したり リンクをしてくれることで
         情報が広がり、商品のPRになるというのが 「ネット・口コミ」

    「口コミ」で 買ったもの 行ったお店
         私も沢山 あるかな・・・。
    「ブログ」に「口コミ」効果を意識して 記事を書いていったら 
    どんなものになっていくのかな~ ブログは。
    娘は「もう、口コミはやらないわ」と言っていたが ちゃかり「卒論」に
    その結果を書くらしい。でも、アクセス数がなければシャレにもならない
    


街歩き

2007-08-29 16:33:48 | Weblog

   「街歩き」 が好きだ。
   涼しくなった今日は 谷中・根津まで行ってみた。
   下北沢から代々木上原で乗換え、千代田線・綾瀬行きですぐだった。

     

     

   さかのぼること1900年ほど前、日本武尊が創祀したと伝えられる
       根津神社でお参りをする。
   おみくじは 大吉だった。
   7000坪の広い敷地には 「乙女稲荷」 や 「文豪憩いの石」 などがある。
   しっとりと綺麗な景色

   神社のすぐ近くにある 「金太郎飴屋さん」 と 「たい焼き屋さん」 に寄る。

      

      

     切っても切っても、金太郎さんが出でくる飴
     (なんか、いつも同じ生活の私も金太郎飴に似ている。)
     たい焼きは 外はカリカリ あんこも美味しかった。

       金太郎飴屋さんのおじさんは とても素敵な職人の手をしていた。
     笑顔と同じ 温かい大きな手だった。
           「携帯で写真撮っていいですか」?に ハイ、ニッコリしてくれた。
          

            


         下町情緒たっぷり 
          くねくねとした坂道を歩いていると 東京には こんな街も
          あるのかなあーと思う。
     東京は広い~
     私の暮らす街とは とても雰囲気が違うのに驚く。

     「街あるき」 で 街の個性や暮らしを感じることはとても楽しい。

     ブラブラと歩いていると 「日暮里」 の駅
     小学生のころ 私は 「ひぐれさと」 と読んで親に笑われた。
     お馴染みのファーストフード店が少ないのも 街の特色
     嬉しいことに 「夕焼けだんだん」 という階段が商店街にあった。
     「ひぐれさと」 そんな呼び名でも いいかも・・・。
     街は夕焼けと猫が とてもよく似合うと思った。  
     残念ながら、「夕焼けだんだん」 では 猫の写真を撮れなかったけど・・・。
     日暮里猫ちゃんをパチり 

     

     
           

      

      

     

     

『 ねぎぼうずの あさたろう 』

2007-08-29 00:03:14 | 書籍・絵本


           
          『 ねぎぼうずの あさたろう 』 


     しばらくぶりに  図書館の絵本コーナーに行った。
           数人の子どもが 楽しそうに 読んでいた 絵本
           それが 『 ねぎぼうずの あさたろう 』
     おもわず 「その本 なあに?」 と子どもに聞く

     子ども 「○×#&*○&##×・・・」
            私   「そうなの・・・」

     ( 強烈な個性だな ) が はじめの印象
           (どうも、この絵は・・・) が次の感想

      飯野和好さんの本だわ。
            改めて じっくりとみると  わあー 面白いや
            それに 彼の絵が とても 良く見えてきて
            すっかりハマって しまった。
      その② その③ と立て続けに 読む
            気がつけば オバハン ひとりで 笑っていた。
      絵本 『 おなら 』 もよかった。
      こちらは飯野さんの絵に谷川俊太郎さんの文
      文に引き込まれて 誰?と思うと いつも谷川俊太郎さんなのだ。

      

         
              
           ↑ 「  飯野和好さんの絵本 」  


     帰り道に
          回転寿司に入ったら、 えー なに これ ?!
          「バーバパパ」が回っている。
          壁に貼ってあった<となりのトトロ>
          これも えー なに これ?! さつきが髪を結っている。


        


     雨が降りそうになってきたので 帰宅しようと 電車に乗った。
          5分ぐらいすると、突然の雷雨
     すると すぐに 車内アナウンス
          「本日は雨のため かさのお忘れ物が多くなっております。
            お降りの際は かさを 忘れないようご注意ください。」
     今日は朝から、いままで 雨は降っていない
     突然の雷雨なので、車内をみても 誰一人として傘を手に
     していない・・・   
          雨が降り出してから、まだ下車した客もいない・・・
     可笑しくて(笑
     雨が降ったら、すぐにアナウンスするというマニアルがあるのかな?
     電車のアナウンスって、結構 面白い人もいる。




        
     
             借りてきた飾り寿司の本 と 作ったすし
             




       

    

    

      


息子の同窓会

2007-08-26 20:31:07 | Weblog


           

       「スタンド・バイ・ミー」   ベン・E・キング を聴きながら


   息子が 中学校の同窓会に行った。
       地元の公立中学校だったので、親の私でも幼い頃から知っている
       クラスメートが多い
       そういえば、「あの子はどうしているかなあー」 という私の横で
       出かける前に 息子は卒業アルバムを チェックしていた。
   五十音順に並んでいる名前をみて
       記憶の中の顔 と 思い出の照合(笑

   高校、大学と その生活を 謳歌していく中で
       わずか7~8年前の ことなのに
       だいぶ中学時代の記憶が 欠落しているらしい・・・

   「T君が来ていたら、よろしくね。」
       私の言葉に苦笑しながら、出かけていく息子は 嬉しそうだった。

   同窓会から帰ってきた 息子の話によると
      大半は 社会人1年生になっていたり、大学院生になっていた。
   でも・・・
   ○○は亡くなった。
       ○○は今、癌で闘病中
       ○○は結婚、できちゃた婚だって
   ○○は服役中
       悲喜こもごもの消息を聞く 

   今、撮ってきたばかりの集合写真と 中学の卒業アルバムを
      交互にながめながら 時はすべての子には優しくなかった事を知る。
   今、息子は 誰のことを心に浮かべているのだろう
   ほんとうは  誰に会いたかったのだろう
       その人とは 会えたのかしら・・・。

       担任の先生が入学した時、書いた作文を持ってきてくれた。
   「これからは数学を頑張ります。」 だって、笑うよ。

   こうして、あたりまえに 息子とコーヒーを飲みながら
      あの頃を語り合えるのは しあわせだと思った。
      気がつけば、私自身の同窓会は まだ一度も行った事がない・・・。


お母さん役

2007-08-24 19:49:51 | Weblog


  母の施設に行く
   今日、施設では「夏まつり」が行われた。
   職員さん達によるもので
   わたあめ・ ヨーヨー釣り・ ソースせんべい のコーナーがあり
  あとは「カラオケ」大会。
   
   楽しそうだね。と眺めていると
   突然、認知症のAさんに抱きつかれた。
   そして
   「お母さん おかあさ~ん!」 と呼ばれた。
  最初はスーパーや塾なんかで、よく 「 お母さん とか 奥さん 」 と言われるのと
   同じなのかな と思っていた。
   でも、Aさんに 再び  はっきりと 
   「お母さん、待っていたよ。どこにいたの?」 と手を握られた。

   お母さん、か この私が・・・。

  私は Aさんよりおそらく 30歳以上は若い
   なんで、私が「お母さん」になるのだろう。
  Aさんの中では 今 自分は何歳で 誰を求めているのだろう。

  年老いて 認知症になり 自分が誰か
   ここがどこか分からなくなった時 子どものように
   「母という存在」を求めるのは自然なのかも知れない。
   その人には信頼と安堵があるはずだから・・・
  
  自分がどこにいるのか
   いまから、どこに向かうのか
   親をさがす迷子にちかい思いになるのだろうか。

   Aさんが私を見ている。
   いや、実際はなにも見ていないのかもしれない。
 その目は虚ろで色を失っている。

   でも、いいや
  私はAさんの「お母さん」にでも なんでも 今なら なれるよ。
   ママゴトのように 「お母さん」役をやってみた。
   「ここにいるよ、だから安心して」
   母という存在、それは永遠なのかも・・・ よい母でありたい。


     

  
   
  


『 おおきな おおきな おいも 』

2007-08-23 14:31:20 | 書籍・絵本

     『おおきな おおきな おいも』
                   市村久子(作
                   赤羽末吉(絵  福音館書店

   あおぞらようちえんの いもほりえんそくの日は・・・
       残念! あめ
   でも、大きな大きな おいもを書いて、さてどうしよう・・・・

      「スーホーの白い馬」「かさじぞう」「だいくとおにろく」
   赤羽末吉さんの絵はどの絵もあたたかい
   50歳で絵本の世界に入られたそうだが昔話や民話 とくに日本の
      文化や自然を描いたものは素晴らしいと思う。


   娘が大学の「発達心理学ゼミ合宿」から帰ってきた。
      「 軽井沢の絵本の森美術館」で<民話絵本展>をやっているので
      寄ってみたという。

   軽井沢 絵本の森美術館

        

        

      お土産1 グリコキャラメルの「おまけ」に12冊もの豆絵本が入っている。
             はらぺこあおむしのストラップ
   
             
      
      おみやげ2 あと荻野やの釜飯  
   

『 赤いおおかみ 』

2007-08-21 21:26:23 | 書籍・絵本


          
            

           『 赤いおおかみ 』  フリードリッヒ・カール・ヴェヒター/作
                                       小澤俊夫/訳

      ある子犬が生まれて、もらわれていく途中で荷馬車から落ちて
             そのまま雪の中で死ぬところを、ちょうど子どもを産んだばかりの
      メスのオオカミに助けられて・・・・。

      ヴェヒターは自分の作品を
      「私は一度5歳だった人、そしてその頃のことをいまでも覚えていて
               99歳になることを楽しみにしているすべての人のために
       文章を書き、絵を描くのです。」 と言っている。


      
       娘が「ゼミ合宿」で留守なので
            よーし、あの映画を観に行こうか、谷中あたりにぶらりと行くのもいいか、
      なんて思っていたが 暑くて億劫になる。
            おまけに昨日は朝、起きると眩暈がした。
            オゥー、地球が回っている。
            それで家にひきこもりの2日間を過した。

     「カシオぺアの丘で」上・下 重松清 (講談社)を読む
           彼の作品はなんでいい人ばかり登場するのだろうと、ふと感じる。
           
      冷蔵庫になにもないので買い物へ行く。
           私は食材を買うのが好きだ。
     だいたいは毎日、食事は家で作って食べるので
           一日置きぐらいにスーパーへ行って食材探し
          さて、今夜は何にしようかなあ
          ぎんだらの西京漬けもいいな 茄子がおいしそう
          茄子の南蛮漬けを作ろう。
          オー、とりが丸ごとお買い得!ちょっと怖いけど香草焼きも作ろう。

     
         

            
                   ひとりごはん  と 散歩で会った猫  今日も猛暑 
          


『 空の名前 』

2007-08-18 15:49:38 | 書籍・絵本


              
    
    空や天候、季節の移ろいに関する日本語を
         写真とともに紹介した歳時記お天気図鑑


        今日の空は何色でしたか?
        雲の形はどんなでしたか?
        朝焼け、夕焼けはいつ見ましたか?
        雲の名前、いくつ言えますか?
       
        エリック・カールの「ちいさな くも」の絵本が本棚にある。


                 
 

       青と白で構成された貼り絵の絵本。
     ちいさな雲が飛行機になったり木になったり鮫になる
     「あの、雲は何に見える?」
           子どもの頃の夏、よく友達と想像しては楽しんだ空

     ダラダラと一日を過す日が重なる
           ちょっと、つらいな と感じる
           毎日、いろんなことを思う
           けれど、思ったことは一瞬で消えてしまう
           私の積み重ねてきた時間とは何なんだろう

     何気ない日常
     こころがみえてこない
           くよくよしてる   ばかだなあ、私
           
          そんなときは 下をむいてはいけないと
          空を見上げる。  空がうつくしい 
          あの雲の名前は何だっけ・・・。


             
             
            私の暮らす街の空  8/17 撮影 

         
         


 悲しみの朝

2007-08-16 12:14:45 | Weblog


     路面が熱くなる前の早朝の犬の散歩
     午前5時30分
     この時間は野良猫をみかける事が多い

     先日(8・12)、ブログに載せた野良の子猫が死んでいた。

   ごめんね。 なんていまさら言えない。
     あの日、見捨てたのは私・・・。
     空も風も 悲しいって
     私も 悲しいって
    うずくまる、ちいさくなる、泣きたくなる。
     チャトラ、お前の兄弟かい?
     さっきから ずっと、息を潜めて死んだ子猫をみている。
    道の木陰もすでに消えて ジンジンと蝉の声  猛暑は厳しい


      

      無人の古いアパート、そこが猫たちの棲みかだったようだ。
         アパートはそのうち  取り壊されてしまうだろう。
    残ったチャトラのお前も また新しい棲みかを 探さなければならなくなる。
         あてどもない あてどもない 「自分の場所」さがし  それは私も同じ・・・。