森 絵都 文藝春秋
6編からなる短編集。
ケーキを愛する女性の話 仏像に心を奪われた修復師の話
犬の里親ボランティアをする主婦の話 など
その中の 「守護神」は 特に面白かった。
夜間大学に通う祐介は なんとしても単位が取りたくて
<代筆の達人>の存在を知り その力を借りようとするが・・・
そういえば、最近 「卒論代行」1字5円なんてニュースあったよね。
いつの間にか本が 山のように たまっていく・・・
山になったな と気付いて 片付けても
また、徐々に 山になっていく
「本を読まなくては・・・」 と私は意識した事がない。
学生の頃、勉強のために読んだ本など記憶がないし
渇望あふれる文学ファンでもない。
それなのに 寝酒 (お酒は飲めないけど) のように
ベッドサイドに 本がなくては 寝付くことが出来ない。
『風に舞いあがるビニールシート』 も
寝返りをしなくては 寝られない夜から、私を救ってくれた本となる。
『 クチコミ効果』
娘がある企業の商品の感想などを自分のブログに掲載すると
いう事をやっていた。
学校で「口コミ論」を学んでいたので この「口コミ」感覚とは
どのようなものなのかと興味を持ったようだ。
企業側がブロカーに新商品の説明会を開き それをブロカーが
記事にして 自分のブログに載せる。
記事を読んでくれた人が 投稿したり リンクをしてくれることで
情報が広がり、商品のPRになるというのが 「ネット・口コミ」
「口コミ」で 買ったもの 行ったお店
私も沢山 あるかな・・・。
「ブログ」に「口コミ」効果を意識して 記事を書いていったら
どんなものになっていくのかな~ ブログは。
娘は「もう、口コミはやらないわ」と言っていたが ちゃかり「卒論」に
その結果を書くらしい。でも、アクセス数がなければシャレにもならない