「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

『 風に舞いあがるビニールシート 』

2007-08-30 14:43:49 | 書籍・絵本


             
   
            森 絵都  文藝春秋
    
    6編からなる短編集。
    ケーキを愛する女性の話 仏像に心を奪われた修復師の話
    犬の里親ボランティアをする主婦の話 など
    その中の 「守護神」は 特に面白かった。
    夜間大学に通う祐介は なんとしても単位が取りたくて
         <代筆の達人>の存在を知り その力を借りようとするが・・・
    そういえば、最近 「卒論代行」1字5円なんてニュースあったよね。

    いつの間にか本が 山のように たまっていく・・・
    山になったな と気付いて 片付けても
    また、徐々に 山になっていく
    「本を読まなくては・・・」 と私は意識した事がない。
    学生の頃、勉強のために読んだ本など記憶がないし
    渇望あふれる文学ファンでもない。
    それなのに 寝酒 (お酒は飲めないけど) のように
    ベッドサイドに 本がなくては 寝付くことが出来ない。
    『風に舞いあがるビニールシート』 も
    寝返りをしなくては 寝られない夜から、私を救ってくれた本となる。
    
    
    『 クチコミ効果』
    娘がある企業の商品の感想などを自分のブログに掲載すると
         いう事をやっていた。
         学校で「口コミ論」を学んでいたので この「口コミ」感覚とは
         どのようなものなのかと興味を持ったようだ。

    企業側がブロカーに新商品の説明会を開き それをブロカーが
    記事にして 自分のブログに載せる。
    記事を読んでくれた人が 投稿したり リンクをしてくれることで
         情報が広がり、商品のPRになるというのが 「ネット・口コミ」

    「口コミ」で 買ったもの 行ったお店
         私も沢山 あるかな・・・。
    「ブログ」に「口コミ」効果を意識して 記事を書いていったら 
    どんなものになっていくのかな~ ブログは。
    娘は「もう、口コミはやらないわ」と言っていたが ちゃかり「卒論」に
    その結果を書くらしい。でも、アクセス数がなければシャレにもならない