ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

「急がば回れ」は対策の極意

2007-10-11 | ISO外論
思いつきのアイディアをフラッシュアイディアという。
訓練すれば毎日100ものアイディアがでる。この中で日の目を見るのは一部に限られるが、そのためにはアイディアをメモしておくことが大切だそうだ。古くからどのようにメモするかの工夫研究がされているので、自分にあった方法を取り入れてみるのもよい。
ダビンチの有名な記録を思い出した。鏡を見ながら文字や図を逆にノートに書いた記録は天才のアイディアメモというより芸術品である。

アイディアを育てるためにはそれなりの努力が必要である。
特に個人のアイディアと組織の中での対策は別ものと考えたほうがよい。
組織の中では個人の単なる思いつきを区別しないと実行の段階までには進まない。
おおよそ組織の中での対策の条件はつぎのようなものだろう
対策に関連するすべての人が実行できること。
対策を継続することで効果が実感できること。
継続しながら工夫、改善できること。

成功の条件を満たす対策にするためには、現状把握して問題点と原因を共通認識しておくことが大切である。
対策がでるまでのプロセスを共有化しておくと自分達で作った対策になる。
自分達で作った対策は素直な気持ちで責任を持って実行する。
QCサークルや小集団活動が役に立つのは全員で気持ちを一つにして考えるからである。
また、プロセスを共有化するために、PDCAやQCの問題解決手法が有効なことは言うまでもない。

誰でも自分の思いつきを大切にする。
人によってはそれを押し付けようとさえする。
しかし、それを組織の共有財産にするまで育てることは、自分も成長することである。
「急がば回れ」は人間の成長プロセスである。
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