ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

生きた標準

2007-10-19 | ISO外論
あるISO審査機関のトップから、品質マニュアルは標準語で書き、他の文書は方言で書いてもよいというのを聞いたことがある。
品質マニュアルは顧客も見るものだから標準語、他の文書は組織のメンバーが見ればよいのでわかり易く守り易いものがよい、という意味である。ところが、現実には標準語であるかも知れないが、堅苦しく一度目を通すのがやっとで、2度と見たくないものが多い。読む人のレベルを考えてといいたいが、この会社はよほどの石頭がそろっているとしか思えない文書である。

ある若い女性が働いている現場で「私たちの1日」という標準を作った。関西弁を交えた楽しい内容であったが、管理者の承認は得られなかった。おそらくもっと体裁を考えた標準にしてほしいということだったと思う。
案の定、改訂された標準は硬くつまらない内容になった。
その現場では、自分達が作った標準とは程遠いこの標準を誰も見ようとはしなかった。

楽しく仕事することと真面目に仕事することは別のことではない。
ユーモアと悪ふざけは一線を隔すべきであるが、遊び心はもっていたい。
生きた明るい職場を作ることは難しい。
コメント
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