ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

あわて者とぼんやり者

2007-10-17 | ISO外論
統計的方法は仮説を立ててその確からしさを検証するプロセスである。
どのような仮説を立てるか。
検証のためどのようなデータをとるか。
データをどう読むか。
などの判断を的確に行う必要がある。

いかに少ないデータで母集団の変化を正確に判断するかが統計的方法の目的であるが、少ないデータで判断するため二種類の判断の誤りがある。母集団が変化してないのに変化したとする誤り(一般にギリシャ文字のアルファーで示す)、また変化したのに変化してないと判断する誤り(ベータであらわす)がある。この誤りをいかに少なくするかはデータのとり方によるがこのための計画段階での統計的方法もある。これらについてはいずれまとめる。統計的方法を活用して正しい判断に心掛けるべきである。

一般的に我々の判断は非常にあやうい。
そのなかでも、あわて者の誤り(アルファーに対応)とぼんやり者の誤り(ベータに対応)がある。気の短い人と長い人、思い込みのはげしい人と冷静な人がいるように、自分の欠点を理解しておくとよい。
自分が「おっちょこちょい」の性格と思えば、ひらめきを後で冷静に考えてみればよい。
また冷静沈着な人に相談するのもよい。

我々の組織は欠点を補いながら成長していく。
そのためには自分の欠点や弱さに気付きそれを補う仲間を見つけるべきである。
自分が完全だと思い上がると成長が止まる。組織の癌にならないよう注意しよう。
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