ＱＷＬと生きがい①

ＱＷＬ：QUALITY OF WORKLIFE:：職業生活の品質のことだが簡単に「豊かな職業生活」と言っておこう。
1970年代に日本のQCサークル活動に影響を受けてか、アメリカ品質管理学会などで研究テーマのひとつに取り上げられたのが，ＱＷＬである。
高度成長期であった当時の日本では、経営者も従業員も懸命に成長を目標に頑張ったため、結果として給料の格差少なく全社一丸となって総合力を発揮できた。
鶏が先か卵が先かという微妙なタイミングでＴＱＣ：全社総合品質管理も高度成長の原動力になった。

最近の日本は好につけ悪しきにつけ、アメリカ流の格差社会になり、経営者が自分の給料に格差をつけている。ヒルズ族ではないが、金を儲けて何が悪いに政治も企業も社会も答えをだせないでいる。

そのような中にあって働く人の生きがいをどう確保したらよいだろうか。
豊かな職業生活といったが、経済的豊かさを追求すると全ての人の満足する答えを出すのは難しくなるので精神的豊かさ、生きがいをＱＷＬの基本にして考えよう。多くの価値観があるのが格差社会の特色かも知れない。
それらを前提として、全社総合に向けてＱＷＬをどう追及すべきだろうか。