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仁淀川・四国カルストジオパーク 推進協議会ニュース 第10号

2011-03-14 | 流域のお宝!自然・四季・スポット

仁淀川・四国カルストジオパーク 推進協議会ニュース 第10号

虚空蔵山はパワースポット

近年日本中がパワースポットブームです。この不景気な世の中、少しでも状況を良くしてくれるという物にはすがりたい気持ちになるのでしょうか?そのパワースポットとして、虚空蔵山を売り出したいですね。パワースポットには科学的な根拠は余り見受けられませんが、そこには何か科学では解明されてない何かがあるかもしれませんね。

  

                                                   土佐市から虚空蔵山系を望む

 仏像構造線=大地のパワーが湧き出る場所

虚空蔵山の南斜面中腹に秩父帯と四万十帯という大きな地層を隔てる「仏像構造線」という大断層が走っています。この断層は佐川から須崎に向かう時斗賀野峠を越えるとガクンと下がって須崎に至りますが、正しくこの落差がこの断層なのです。地球内部のエネルギーがこの断層を伝って湧き出てくると考えても面白いですね。

また名前が良いですね「仏像」構造線!何か名前だけでも御利益が有りそうです。「大地の気がみなぎる」場所として虚空蔵山を売り出したいですね。 

虚空蔵山=徐福伝説・風水でも注目に場所

 

昨年11月中国広東省在住の方から1通のメールが届きました。彼は古代中国の秦の始皇帝の命を受けて中国東方海中にある蓬莱山の仙人が持っている不老長寿の薬を求めて旅立った「徐福」について調べている方でした。この徐福が虚空蔵山へたどり着いたと言う伝説が虚空蔵山に有るのです。中国の民間では日本人はこの時、徐福が連れて行った童男童女の子孫であると信じられています。

 

 

 

                        香港の風水ビル 

中国人、特に広東、香港、台湾、シンガポールの中国人は大地の気を風水に取り入れています。私達日本人が考えられないくらい、風水を大切にしています。この写真は香港にあるアパートですが建物の真ん中に大きな四角の穴を空けています。これは九龍半島に住む九匹の龍が水を飲みに通る通り道にこのビルが建てられた為、その龍道の「気」を遮る事の無いようにわざわざ四角の穴を空けて龍が通れるようにしているのです。斗賀野は風水から見て、背後に大きな山を配し、左右にも山が有り、その中を川が流れている理想の場所のようです。大地のパワー、大地の気が溢れ出る「仏像構造線」の虚空蔵山、風水での理想の地である斗賀野。このジオのパワーを面白くストーリーにして、中国人や韓国人にアピールしても面白そうですね。

 

HN: 佐川地質館 橋掛直馬   

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仁淀川・四国カルストジオパーク 推進協議会ニュース 第9号

2011-03-14 | 流域のお宝!自然・四季・スポット

仁淀川・四国カルストジオパーク 推進協議会ニュース 第9号

バイカオウレンの開花

四国バイカオウレンの開花の時期を迎えました。バイカオウレンはキンポウゲ科 オウレン属.の植物で「黄蓮」は花茎を伸ばして白色の花を横向きに咲かせます。花弁のように見えるのは萼片です。このバイカオウレンの仲間は漢方では根茎を「おうれん(黄蓮)」と呼び、健胃薬や整腸薬として用いられます。この四国バイカオウレンの一大生息地が佐川町、日高村周辺地域なのです。植物生育にはその土地の気候、日照条件、湿度等、生育環境が大変影響しますが、その土地の地層や地質も影響を及ぼします。近年の山野草ブームでバイカオウレンも盗掘されその生育地も狭められています。このバイカオウレンは採取して、自宅に持ち帰って植栽しても、4,5年でいつの間にか消滅するものが多いそうです。「野に置け山野草」ですね。 

2009年2月、佐川町JR加茂駅に総勢約50名ほどの団体が降り立ちました。彼らはハイカーの出で立ちで、加茂駅から徒歩で北の山に向かって歩き出しました。地元の人々もこれほどの大勢のハイカーが一斉に山に入っていくので何事かと不思議に思ったそうです。彼らの目指していた先は、加茂の山中にある四国バイカオウレンの群生地でした。 

何処かの植物愛護団体が「牧野博士の愛した、バイカオウレンをその生まれた土地で鑑賞しよう!」と言うようなツアーでも仕立ててきたのでしょうか?

 

牧野博士が愛した花バイカオウレン

牧野博士はバイカオウレンを自宅の裏にある金峰神社で見つけたと言われています。バイカオウレンは別名「春告げ花」とも言われ、1月の終わりから2月の最も寒い頃に、どの花よりも早く可憐な、可愛い花をひっそりと咲かせます。バイカオウレンは良く「森の妖精」とも言われますが、博士はこの可愛い花が冬の寒さにも負けず直向きに、いち早く春を告げるように咲く姿を愛おしく思って好きになったのではないでしょうか?

 

 

さんは高知県立牧野植物園のシンボルロゴマークをご存じですか?国道等に設置している「高知県立牧野植物園」への案内板などを見る機会があると思いますが、その案内板には必ず五枚の葉の「バイカオウレン」のイラストがみえます。県立牧野植物園の中にある高知県立牧野植物園ミュージアムショップはByca-aurenと言う名前です。これはバイカオウレンを英語風のつづりで表しています。このようにバイカオウレンは県立牧野植物園のシンボルとして大きく使われています。

このバイカオウレンがこの佐川を中心とした地域に多く生育している事は私達の土地の地質、環境が如何にバイカオウレンが好むかと言うことを物語っています。このバイカオウレンの花の可憐さを、牧野博士が最も愛した花であることをもっともっと多くの人々に知ってもらい、我々のジオと結びつけ発信していくことが大事だと思います。近年地元ではこのバイカオウレンを地域活性化に役立てようと言う動きもあり、保護活動にも取り組んでおります。皆さんも是非この2月にこの花を見て、牧野博士が何故この花を好きになったかに思いをはせて見てください。

 

HN: 佐川地質館  

 

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