西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

市政だより(24年定例会、代表質問)

2012-04-12 15:17:47 | Weblog

件名2、高齢社会の問題点

(1)、「独居問題」と老人の健康管理と生きがい対策について

高齢社会を考える時、「なぜ「独居」が問題なのか?」課題を見つけ、分析、対策を早急に実践していかねばならない。健康で快適なシルバーライフ、それと共に「生きがい対策」について、行政の見解を求める。

(2)、高齢者の就業機会の拡大について、

これからは戦後生まれの高齢者が登場し、高齢者の嗜好やライフスタイルなどが劇的に変化してくる。団塊の世代が高齢者になれば、セカンドライフを積極的に楽しもうという志向がより顕著になってくる。「高齢者イコール弱者」と云う考え方ではなく、元気な高齢者が介護の仕事を補佐する、或いは「独居対策」・「独居老人の見守り」支援事業等を推進し、社会参加していただく。これも高齢者の就業機会の拡大を図る上で重要なことではないか、市ではこう云った支援事業に取り組む考えはないか。高齢者の就業の開拓を専門に検討していく委員会を設け、シルバーセンターに任せるだけでなく、「最小限の公助」とはなにか、真剣に論ずべき、当局の見解を求める。

(3)、無縁仏処理と共同墓地・納骨堂の設置要望について

近年、身内・親類のいない「独居」の増加に伴い、増え続ける「無縁仏」、遺骨の引き取り拒否問題と同様、社会問題になっている。

ここには「孤独死」することの厳しい現実と今後、親類縁者が遺骨の引き取りを拒否された場合の、行政の適切な対応が求められる。一方、墓地の管理者による、放置された墓地の整理については地方自治体によって手順が定められている。核家族化が進んでいるという背景もあり、最近では無縁墓が増えている。津島市・愛西市共同霊園内の墓地に関して、現況はいたるところで墓石・墓標も無ければ、雑草が生い茂る個所も目立つ。荒れ放題のお墓の周辺は景観も環境もイイのもではない。管理者は津島市である。「埋葬の目途が立っていない」方が市内でもかなりいる。こう云った社会的なニーズから、ぜひ公営による「共同墓地」或いは「納骨堂」の建立を検討して頂けないか、霊園内に暗いイメージを払拭するシンボルタワーがあってもいいのではないか。 

再質問

独居問題と対策、老人の健康管理と生きがい対策について

老人医療費の削減」に結びつく環境は老人の健康管理に対する配慮、リハビリであり、「生きがい対策」と云った社会参加の充実ではないか。そこで行政と医療機関そしてなによりも市民の理解を得ること。老人医療費の増大を抑制するためには一人一人が健康であることが絶対条件である。そのためにも、行政が先頭に立って、老人の健康管理を始めとする健康増進が重要と考えるが。

高齢者の就業機会の拡大について

高齢者にとって生活する上で多くの難問があり、安心・安全・安定には程遠く、生きがいを見いだせない状況である。高齢者の活力を十分に生かす方策を見つけ、高齢社会に見合ったシステムを作るのも行政に課せられた仕事ではないか。

補助金のカットはすなわちシルバー事業への圧迫要因、受託事業収支の先細りでは、会員登録しても夢がない。会員増強をもくろんでも働けるところも無い、人材の揃わない人材センターでは基本理念にソグワナイと考えるが、いかがか。

共同墓地・納骨堂の設置要望について

市営墓地の中に、使用されずに放置されている墓はどのくらいあるのか、確認しているか。「納骨堂」の最大のメリットは費用がかからないこと(一般的なお墓の10%以下の費用)であり、市にとって、財政的に無理と云う事なのか。管理料、供養料等、最低限の収益は還元できる方法も考えていただいて、こう云った市民の声・社会的なニーズの高まりから、ぜひ設けていただきたい。強く要望する。

健康福祉部長答弁

独居対策見守り支援として、現在、老人クラブが友愛活動、声かけや安否確認を行っていただいている。市としても支援事業として地域の民生委員や包括支援センターほか、関係機関と連携をとっている。 シルバーの運営状況は大変厳しいが、今後も新規事業の提案など協力をしていく。 

市民経済部長答弁

 現在の墓地埋葬法や建設費の問題、宗教的行事を必要とするモノの建設は難しい。