カウンセリングセミナー

６月６日土曜日は「適確カウンセリングセミナー」が開催されました。

当日は栃木県那須からわざわざご参加頂いた方もいらっしゃいました。福祉会館で開催中の整体体操教室にも何度かご参加頂いていて、久しぶりの再会となりました。夕方からまた地元に戻ってヨガのレッスンを教えるそうで、インストラクターでもあるNさん、ご多忙中ありがとうございました！

今回のカウンセリングセミナーは、ただの問診ではつまらないので、セミナー開始時にまずシュミレーション形式でカウンセリングを行なってもらい、終了時に再度コミュニケーションをとってもらいました。

初診時の留意ポイント、説得力や安心感を身につける方法、質疑チャート、東洋医学や整体のエッセンスを取り入れたアカデミー独自のカウンセリング術を学んで頂きました。前回の坐骨神経痛セミナーや膝痛セミナーでの技術セミナーでは常に現場で効果を出せるオリジナルテクニックの技法を披露していますが、今回もやはり施術経験から培った違いの出せるテクニックをお伝えしました。

説得力を持つには勿論裏打ちされた技術と知識、経験が必要ですよ。我々は手技療法のプロまたはプロの卵なんだからまずこれらを修得しなければいけません。難しいからとか、現場でうまく使えない？とかではなく、まず憶える、身につける努力が最低限必要で、それらを使いこなすのも批評するのも修得してからになります。

よく「技術が全てではない、技術でお客さんが来るわけではない」というフレーズを耳にしますが技術がある方が言うなら説得力を持ちますがまだまだ修行中の技術発展途上の人間が言うセリフでなく、口にしてはいけません。というか、技術とは常に創意工夫で常に変化、進化するもので終わりのないものだとそもそも思うし。

そう、違うんです、「技術が全てではない」かもしれませんが「技術はあって当然」「最低限プロとして備えるべきもの」なのです。決して技術がいらないわけではない。じゃないと、アマチュアでも話術が得意ならOKです、と示しているようなもの。

だから教わった技術を批評する前にまずは一人前に習得してほしい。発展段階で批評しようものなら武術の世界では即破門ですよね。

そしてその技術を活かすために問診時の観察力や伝達力等が必要になってきます。その、観察や伝達もちょっとした視点、意識、心構えで大きな違いが生み出せるという要の部分を体系的にまとめたものを伝えたくてセミナー形式で開催したわけです。技術以外にも磨いてほしい具体的なポイントをお伝えしたつもりです。これは実は集客セミナーにもなってるんです。技術とカウンセリング、コミュニケーションが一体となって人間力のあるセラピストを作り上げるんです。

今回は施術未経験の方もいらっしゃいましたが、開催する意義はとてもあったと個人的には思っています。

以下、参加者のご感想の一部をご紹介します。

・普段からカウンセリングがとても苦手で難問だと思っていたので参加させて頂きありがとうございました。普段の公開施術やセミナー、授業の時に話してくださる内容などから色々とつながり勉強になりました。お客様と一緒に頑張っていけるようなセラピストになれるようになりたいと思いました。

・私がはじめて先生の下へ訪れた時のことを思い出しました。安心感、癒され空間はこの質疑応答チャートに秘密が隠されていたのだと思いました。相手の機微を読む、その為に必要な教わったすべきこと、が今の私には必要です。

その他、望診、触診ももう少し具体的に教わりたかったなどのご意見等を頂戴しましたが、それらは次回６月２０日「東洋医学の施術活用法」セミナーにて一部公開いたします。今回のカウンセリングセミナーは近日また開催する予定です、奮ってご参加下さい。

南青山整体アカデミー　　　ブログにてセミナー風景写真公開中！

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