今回は整体矯正スキルに対しての見解を報告致します。
我々整体師が扱う骨格は、矯正スキルに分類した場合、骨運動と関節運動に分類されます。ここでは、ひとまず筋や筋膜、経絡などはおいておきます。
骨運動は骨の位置を変える矯正運動のことです。俗にいう骨盤矯正、そしてカイロやオステオパシーにみられる脊椎矯正術などの事をさします。
関節運動は骨の位置は矯正せず関節の圧縮や引っ掛かりを取り除き元の正常な関節面(アライメント)を取り戻す方法です。
両方ともメリット、デメリットがあります。前者は痛みが強い場合矯正体勢をとれない、技術そのものが部位によって難しい、骨の位置を変えただけでは動きは変化しない場合があります。後者は矯正スキルはソフトですが、元の変位、いわゆるずれが大きいと動きが取り戻せない=痛みや可動域が変わらないというデメリットです。
しかし、一般的な骨運動矯正スキルの体勢と関節矯正スキルを組み合わせることによって双方のメリット以上の改善効果が見受けられました。この法則を捕まえたら、あとは比較的簡単でした。
もともと、骨、胴体は3次元の動きしかなく、要はその組合わせだけなので、それぞれの痛みのパターンの動的検査と骨運動の歪みのパターンから予測してその体勢をとり、更に関節矯正を行うわけです。
言葉で羅列すると複雑そうですがこれから体系化して一つのマニュアルに作り上げ、アカデミーでまた還元していこうと思います。技術は常に進歩しなければなりません。今回はひょんなことから新しく、効果的で、即効性のある矯正術を開発することが出来ました。
そして、その応用で筋などの軟部組織の矯正にも発展していきそうです。
名づけてタッチジョイントセラピー・・うーんそれとも・・。