こんにちは!院長の佐々木です。
今回は最新コラム「肋間、脊椎、胴体をしなやかに」をテーマにご紹介します。
少し前の話題で恐縮ですが、サッカーワールドカップの日本代表の戦いぶりと結果は、期待していただけに非常に残念なものでした。
敗因は戦術、コンディショニング、メンタルなどと取りざたされていますが、結局のところ、それらも含めた個人能力の差が、集団の集大成の差となり出てしまったのだと思います。
整体、身体的側面で見ていくと、緊張のせいもあるのでしょうが、日本の選手は硬いな、という印象が強かったです。他のトップクラスの選手達には、身体的強さが備わっていました。ここで述べる強さとは「しなやかさ」のことです。日本の選手達もそれなりに筋力トレーニングを行っているはずで、ウエイトを挙上するMAXの数値は、諸外国の選手と比べてそれほどの差はないと思います。
上手い選手には皆、強さを併せ持つ胴体のしなやかさを感じます。近年、体幹トレーニングがブームで、様々なマニュアル本が出ていますが、この傾向には少し疑問を感じています。体幹部をガチっと鍛えるのはいいのですが、それは固めているだけで、しなやかさはむしろ失われてしまうのでは?と思うからです。
体幹トレーニングメソッドはやりっぱなしだと胴体の動きを硬め、しなやかさを失わせる?
胴体のしなやかさが失われると、肋骨や脊椎、特に腰周りの柔軟性に影響し痛みを引き起こしますし、四肢と言われる胴体以外の首、両腕(肘や肩関節)、両脚(股関節、膝や足首を含む)も、胴体からの連動した動きが失われるので、故障しやすくなります。
スポーツ選手の肩や股関節、半月板損傷などの膝の怪我は皆、この胴体の硬さと食生活の矛盾からきていると言えます。
ただ体幹を強化するだけでなく、強化した体幹をどうしなやかさに活かすかを、アスリートのみならず一般の方ももっと留意すべきです。それは、ヨガやバレエ、スポーツクラブでのトレーニング、自己流のストレッチや筋トレ等を継続している方にも痛みを訴える方が多いということが物語っています。
脇の肋間から骨盤までの胴体側面が硬いと、側屈は勿論、胴体を回旋する動きも硬くなります。(※日本のトップアスリートには、胴体を骨盤と連動させ前後にしなやかに重心移動させる動きが硬い選手が多いのも気になるのですが。)
脊椎の動きで見ていくと、硬い動きとは脊椎間で狭くなり、どちらかに脊椎が後方に回旋し、回旋している側にその脊椎は側屈して固まってしまっています。
上からぐしゃっとつぶされると、きっとこのような状態になるのでしょうね。
誰にでも歪みがあり左右差があるので、胴体の動きが硬い、広がらない側がこのようなになってしまいます。
胴体の側面を広げれば、回旋の動きも連動してしなやかになります。
例えば左から右へ捻ります
胴体の片側を逆側に捻ります。そしてその柔軟度を憶えておきます。
そちら側の胴体を下にして横座りをします。上の脚を前に下ろし、下の脚の膝はしっかりと伸ばし、胴体は真直ぐ引き起こします。肋間筋や腰の脇の腰方形筋が強力に伸びてきます。
1分後にもう一度回旋を行うと、スムーズに捻ることが出来ます。
筋トレでガチっと固める体幹トレーニングより、このような胴体のストレッチをより硬い側に重点的に行う方が、歪みが矯正され、スポーツや日常生活でも実用的と言えます。
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