皆様こんにちは!院長の佐々木です。
本日のコラム紹介は、2006年48話「肋骨を使って腕を挙げる」となります、胴体を意識するか否かで、身体機能性や痛みの発現等後々大きく差が出てくるのでどうぞお試し下さい。
肩関節の痛み(特に五十肩など)、背中の痛み、肋間神経痛、首の凝り、腰痛などは、いずれも胴体の動きの硬さが原因であることが多いので、ダイバーの皆さんは胴体を柔らかく使う訓練を行って、ケガの予防、痛みの改善、パフォーマンスの向上に役立てましょう。
足を肩幅に開いて壁のすぐ前に立ちます。右手を肩の高さで壁に置き、全ての指を這わせながら腕を壁伝いに挙げていきます。意識を指に集中すると、肩に痛みがある方でも、より高く腕を挙げることが可能になります。もう挙がらないというところから先は、肋骨を使って挙げていきます。右足に重心を置いて右側の肋骨(背中)を伸ばし、左側の肋骨を縮めながら更に腕を挙げましょう。右脇がかなりストレッチされている感じが得られるでしょう。
肩の関節を痛める原因は、胴体を連動させた動きができずに腕だけを動かすことによる負担なのです。そこで、肋骨を伸ばしながら腕を挙げると、大腰筋や腹筋も伸ばされるので腰痛予防にもなります。腕や脚のあらゆる動作は、胴体と連動させることで大きな力を発揮できるようになります。左側も同様に行い、脇の突っ張り感が強い側を多めに行ないましょう。
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