川崎市・狛江市・世田谷区 静岡県牧之原市 整体スクール「日本徒手整体アカデミー」日本徒手整体施術院

東京・神奈川・静岡で整体師資格取得は「日本徒手整体アカデミー」。「巡心流整体術」は当校独自手技。講師によるブログ。

肝経 Ⅱ

2023年02月05日 | 学院長のコラム、ブログ

今回も肝経に言及していきます。

肝は怒りの臓器と言われ、肝の疲労、劣化は怒りっぽくなり、イライラを誘発して交感神経を優位にしてしまいます。

怒りや憂い、不安、悲しみ等の感情は過ぎる、つまり、持続すると自律神経は不安定となり、主に交感神経が優位状態が続いてしまい、恒常性=ホメオスタシスが保てなくなってしまいます。

血流不全、酸欠、高血糖、免疫力低下等につながってしまいます。怒りの感情も鼻息が荒くなるのだから、呼吸が浅くなり、無酸素運動状態に陥り、活性酸素が大量に発生します。

それは乳酸となりますが、その乳酸は前回言及した通り、肝臓が分解するわけです。でも、その肝臓がアルコール、薬、ウイルス感染等により疲労したり、機能低下、そして炎症を起こすと分解仕切れなくなり、ますます肝臓に負荷がかかります。

肝臓が疲労してたら、イライラ、酸欠は速やかに収まらないし、イライラが続いたら肝臓は疲労して悪循環に陥る、昔の人は素晴らしく言い当てていると、いつも感心します。

通常、経験、年齢を重ねると達観し、感情のコントロールも若い時より上手になることが多いですが、年をとる程キレ易くなる人は、やはり、アルコールや薬の影響が大きいかもしれません。

酸味が肝臓の養生には良いと言われ、お酢をお水やトマトジュースと割って毎日一杯摂取、がお勧めです。

春はダメージが受けやすいと言われ、これは暖かい風が吹くことで一気に新芽が育ち、例えば食材になるタケノコ等を食べ過ぎると解毒作用を担う肝臓が疲労することに所以があると思われます。

とにかく、最近怒りっぽく、また、筋肉がつりやすい、凝りやすい、偏頭痛や腰痛、膝痛、頚痛等自覚状態が続いていたら、肝臓の疲れを疑ってみて下さい。

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肝経

2023年01月22日 | 学院長のコラム、ブログ

胆経同様肝経は、西洋医学における肝臓の役割を担うとともに、筋肉の状態を示唆する経絡です。

交感神経系優位状態が持続すると呼吸も浅くなり活性酸素が発生する等、酸化が起こります。

例えば血中の乳酸もストレス、疲労、身体の興奮、呼吸の乱れ等で発生、その乳酸を分解する臓器が肝臓です。その乳酸はいわゆる疲労物質と言われ、分解しきれず血中に滞留すると血行不良を起こし、ますます筋肉が硬化していきます。

肝臓は乳酸のみならず、脂質、アルコール、薬等も当然分解する為、それらが継続すると肝臓も炎症を起こし、疲労し、分解能力が落ちてしまいます。

その為、また乳酸が蓄積してしまいます。身体が重いとは疲労物質が実際に滞留して重く感じる現象です。

肝臓の状態で、筋肉のしなやかさ、凝り、こむら返り等の影響として直結していきます。

次回以降も肝経について言及していきます。

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日本徒手整体アカデミーのサイトが新しくなりました!

2023年01月14日 | 学院長のコラム、ブログ

2023年も始まりました、改めて明けましておめでとうございます。

まだコロナは継続していますが、今年も少しでも健康づくりに少しでも役立てられるように情報を発信してまいります。

そして整体師養成スクール、日本徒手整体アカデミーのWEBサイトが新たに移行されました。より、情報を簡潔に集約して掲載しましたので今後はこちらをご覧ください。

新しいURLです → https://nihontoshuseitai6.wordpress.com/

 本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

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胆経

2022年11月20日 | 学院長のコラム、ブログ

胆経は肝経と対の働きを成し、頭部側面、胴体から大腿部、下腿外側面を通るエネルギーラインに位置しています。

主に身体全体の筋肉の状態を示唆し、筋肉のコリ、疲労、そこからくる痙攣、攣れる、こむら返りなど外表面、筋肉系のトラブル等に関連してきます。

ストレス等交感神経優位状態が続くと、呼吸も浅くなり酸素供給不足なります。逆説的ですが浅い呼吸によって身体の隅々まで酸素が運ばれなくなる為、更に浅い呼吸の状況下、酸素を取り込むことによって、活性酸素が発生します。その活性酸素の影響で血液も乳酸等、酸化してしまいます。呼吸が浅いのは肋骨筋群の硬直から肋骨の動き及び横隔膜の動きが制限されることによります。

酸化した血液をろ過するのは前述してきた腎臓ですが、乳酸を分解するのは肝臓になります。乳酸の分解作用が交感神経優位下で持続すると、肝臓及び胆嚢は疲労してきて炎症に繋がります。分解能力が追い付かなくなると、酸化した血液は滞留、血流不全から筋肉の痙攣、硬化が起こってくるというメカニズムです。姿勢やデスクワークというよりはストレスによる自律神経の乱れから恒常性を失い、肝臓に負担がかかるという自律神経系、内臓の疲労、炎症が主要因と言えます。デスクワーク等で筋肉が硬くなっても、入浴したり、一晩休めば恒常性が正常に機能していれば快方に向かうはずです。

同じ作業をしていても筋肉が疲労しやすい方とそうじゃない方の差はそこからきています。

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腎経

2022年10月23日 | 学院長のコラム、ブログ

東洋医学での腎と西洋医学での腎臓、泌尿器とは勿論重複する概念もありますが、東洋医学でのそれはより、多岐にわたり、役割、重要度もかなり高いものとなっています。

足裏の湧泉から起り、下腿内側から大腿部内側を通る陰の経絡です。活力、精力を司り、持って生まれた体質、生命力にも起因するエネルギーポイントと考えられています。

対になる陽経が膀胱経なので当然、泌尿器の役割、主に腎機能の慢性疾患に対応しますが、同様に脊椎、脊髄神経にも大きく関わります。逆に考えると、脊椎系のあらゆる疾患、ヘルニア、ギックリ腰、狭窄症、分離すべり症、圧迫骨折等も腎の労費、機能低下が原因と言えます。腎臓は血液の濾過機能やホルモン分泌も司りますが、ビタミンD生成にも関与し、骨の形成に一役を負うわけですから理にかなっています。

脊髄は脳神経や脳脊髄液、脳の血流に直結する為、腎は脳の働きや疾患にも影響しているとも考えらえています。

また、腎臓の上に付着している副腎も、東洋医学では腎の範疇になり、むしろ、副腎=腎経と捉えても良いと思われます。

子供の体質、病気、アレルギー等は腎経からアプローチが有効で、アレルギーを抑制するステロイドホルモンの分泌低下がアレルギー症状を引き起こすと思われ、とどのつまり、副腎の機能不全や疲労が原因となります。

腎の疲労、副腎の機能低下とは、濾過機能の疲労なので、濾過に負担をかける水分類(糖質過多、お茶、アルコール等不純物)の常用摂取、性の浪費が挙げられます。また、ステロイドホルモンの役割は血糖値安定、炎症抑制ですが、その様な身体状況は、慢性ストレスにさらされている、甘いもの、糖質を継続的に許容量を超えて摂取し続けていることが容易に想像できます。

その様な交感神経優位状態になると、腎臓や副腎、膀胱も疲労、機能低下が起こり、ギックリ腰から慢性腰痛、ヘルニア、狭窄症等脊椎や関節疾患、炎症=各所の慢性痛、アレルギー等を誘発します。

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