崖っぷちロー

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ビザンティン帝国の軍隊―886‐1118

2010-04-27 01:59:44 | 小説・本

オスプレイ・ビザンティン帝国の軍隊―886‐1118 ローマ帝国の継承者 (オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ) を買ってみた。

ヴァリャーギ親衛隊について書いてあるという情報を読んだもので。
といっても、英語版『Byzantine Armies 886-1118』。
(日本語版は新品が絶版で、中古はプレミアムが付いていて定価の6~7倍。)

本書の内容については、紹介文を引用すると、
「黄金期を築いたマケドニア朝時代から、暗転する帝国の復興に力を注ぎ、十字軍を要請したことで知られるアレクシオス1世の治世までを範囲とし、ビザンティンの軍隊を解説している。
 タグマ(中央軍)、ヴァリャーギ親衛隊等の組織構成や、小アジアの防衛に機能したテマ(軍管区)制の解説に加え、皇帝が捕虜になるという悲劇を生んだマンツィケルトの戦いを詳細に記述している。 」

ただ、この膨大な範囲を40ページほどの冊子にまとめているので、ヴァリャーギ親衛隊についての記述はそんなに厚くない。
まぁ、以前に読んだ『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』では否定されている説を紹介したり、同じ事件についてその年号が異なっていたりするのがおもしろいといえばおもしろい。

より重要なのは、オスプレイシリーズの売りの一つであるカラーイラストと、それに関する解説だろうか。伝えられているエピソードの数々(戦闘における勇猛さや酒癖の悪さ等)に圧倒的な説得力を与える、すばらしいイラストだと思う。


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ヴァリャーギ親衛隊については、それを単体で扱った物が夏にオスプレイから出るようなので、そちらを待ったほうが良かったのかもしれない。

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人名1つとってもどう読めば良いのか分からないので、『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』が欠かせなかった。オスプレイを読むことで、より一層この本の評価が上がりました。


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