崖っぷちロー

チラ裏的ブログ。ここは「崖っぷち」シリーズ・あん○ーそん様とは関係ありません。レイアウト変更でいろいろ崩れ中

親衛隊・近衛隊のまとめ(メモ)

2010-04-27 06:43:40 | その他・趣味

羅列しただけです。

○オスプレイ 十字軍の軍隊
17頁 アッバース朝(750~1258年) カリフの近衛兵
   護衛兵・重騎兵・重歩兵・弓兵 計4000人

19頁 後ウマイヤ朝(755~1031年) 一団の近衛兵 詳細不明

19頁 ムラービト朝 精鋭の近衛隊 詳細不明

19頁 セルジューク朝
    スルタンの近衛兵 →トルコ人の騎兵
    アミール(封建領主)の近衛隊

20頁 エジプト・ファーティマ軍 
    カリフの近衛隊 計5000人ほど
     トルコ系諸部族の白人奴隷の騎馬隊
     少数のスーダン近衛兵

    青年近衛隊 名家の子弟による。500人ほど
    有力なアミールの近衛隊

22頁 アイユーブ朝軍(サラディン) 近衛隊
    一族の家臣にあたる1000人のクルド人自由民
    元シールクーフ配下のアスカリ(近衛兵)2000人強
    マムルーク(白人奴隷)

23頁 アイユーブ朝(サーリフ・アイユーブ。在位1240-49年)
    バフリー連隊(河の連隊) 1000人 マムルークの中から選抜

24頁 マムルーク朝軍
    王室近衛隊(時のスルタンとのつながりが深い連隊) 14世紀初頭で総勢2000人、士官は40人 

○戦闘技術の歴史1
20頁 ペルシア軍 前550~ 不死隊 一万人
   親衛隊「リンゴ担ぎ」

55頁 マケドニア軍(アレクサンドロス死後) アルギュラスピデス(銀盾隊) 3000人

140頁 エジプト軍(ラムセス。カデッシュの戦いに参加) ネアリン(青年団) 精鋭部隊

169頁 ローマ軍 近衛騎兵部隊(エクイテス・シングラレス) 皇帝や属州総督についた。

221頁 テーバイ軍 神聖隊 300人 前338年のカイロネイアの戦いに参加

○武装SS全史Ⅰ 有坂純「親衛隊」の世界史
マケドニア 前四世紀(アレクサンドロス大王) 盾持ち隊(ヒュパスピスタイ)

前期ローマ帝国(1~4世紀) アウグストゥス帝より 皇帝親衛隊(コホルス・プラエトリア) 

後期ローマ帝国(4~5世紀) コンスタンティヌス大帝 近衛騎兵隊(スコーラエ・パラティーナエ)

オスマントルコ(14~19世紀) イェニチェリ キリスト教徒の奴隷

モンゴル帝国 キプチャク侍軍団 詳細不明

イングランド テューダ朝ヘンリ七世 15世紀~ 衛士隊(ヨーメン・オブ・ザ・ガーズ) 200人

ロシア 16~17世紀 イヴァン四世(雷帝) 銃兵隊(ストレリツィ)

イングランド 17世紀~ コールドストリーム近衛連隊

フランス 19世紀ナポレオン 
   皇帝親衛隊(ギャルド・アンペリアル) 一万人~ 1814年には8万1000人に
   老親衛隊(ヴェーユ・ギャルド)

<名前だけのものとして。>
 国民衛兵、赤衛軍、イラン革命防衛隊、驍果衛、イラク共和国親衛隊など。
 「触れられなかったのは残念だが、いずれどこかで機会をいただければ、改めて書いてみたいと思う」とのことで、
  この機会があることを切に願います。

○オスプレイ ルイ14世の軍隊 近代軍制への道
  近衛隊 1440年創設 中隊100人×4 
      1676年に400人規模の騎馬中隊に
  
  近衛騎兵隊 200人規模の中隊
  近衛軽騎兵隊 同じく

  近衛銃士隊 中隊250人×2 「三銃士」のダルタニャン

  近衛擲弾騎兵隊 250人 1676年創設

  フランス近衛隊 中隊200人規模×30(初期) 以後変化
  スイス人近衛隊 中隊200人×16(1656年) 以後変化 

○その他
 ヴァリャーギ親衛隊 ビザンティン帝国 
 小姓・馬廻り    谷口克広『信長の親衛隊』


ビザンティン帝国の軍隊―886‐1118

2010-04-27 01:59:44 | 小説・本

オスプレイ・ビザンティン帝国の軍隊―886‐1118 ローマ帝国の継承者 (オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ) を買ってみた。

ヴァリャーギ親衛隊について書いてあるという情報を読んだもので。
といっても、英語版『Byzantine Armies 886-1118』。
(日本語版は新品が絶版で、中古はプレミアムが付いていて定価の6~7倍。)

本書の内容については、紹介文を引用すると、
「黄金期を築いたマケドニア朝時代から、暗転する帝国の復興に力を注ぎ、十字軍を要請したことで知られるアレクシオス1世の治世までを範囲とし、ビザンティンの軍隊を解説している。
 タグマ(中央軍)、ヴァリャーギ親衛隊等の組織構成や、小アジアの防衛に機能したテマ(軍管区)制の解説に加え、皇帝が捕虜になるという悲劇を生んだマンツィケルトの戦いを詳細に記述している。 」

ただ、この膨大な範囲を40ページほどの冊子にまとめているので、ヴァリャーギ親衛隊についての記述はそんなに厚くない。
まぁ、以前に読んだ『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』では否定されている説を紹介したり、同じ事件についてその年号が異なっていたりするのがおもしろいといえばおもしろい。

より重要なのは、オスプレイシリーズの売りの一つであるカラーイラストと、それに関する解説だろうか。伝えられているエピソードの数々(戦闘における勇猛さや酒癖の悪さ等)に圧倒的な説得力を与える、すばらしいイラストだと思う。


***
ヴァリャーギ親衛隊については、それを単体で扱った物が夏にオスプレイから出るようなので、そちらを待ったほうが良かったのかもしれない。

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人名1つとってもどう読めば良いのか分からないので、『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』が欠かせなかった。オスプレイを読むことで、より一層この本の評価が上がりました。