書店内をぶらぶらしていて、ふと目に入った本。
小泉昌義「ある海軍中佐一家の家計簿」光人社NF文庫。
予備知識は全くなかったのだか、なんとなくで買ってしまった。
内容は、著者(元海上自衛官)の父親である海軍士官の半生をまとめたもの。
この海軍士官は、何か目立った特別なことをしたわけでもなく、
平均的な海軍の軍人として、平凡な人生を送った人。
まぁ、あの戦争を「平凡」に過ごすことが出来たというのは、ある種特別なのかもしいれない。
で、タイトルには家計簿とあるが、家計簿自体が出てくるのは結婚をしてからであり、
本書の真ん中くらいから。
で、内容としても、家計簿に特化しているわけではなく、
むしろ軍人の普通の生活・業務の描写がメイン。
もう少し終戦が遅ければ(ないし、もう少し異動が早ければ)
皇族付武官としてのエピソードも増えていたのだろうけど、
まぁ、それは仕方ないのだろう。
また、何か専門的な知識がないと読めないという訳でもなく、
極めて平易に分かりやすく書かれているという印象。
時折挿入される婦人の短歌が良い味を出しているように思うw
偉人ではない、なんでもない普通の人間の人生を飽きずに読ませるというのは、
ひとえに著者の力なのだろうか。
夏に避暑地の別荘でだらだらしながら読むのに最適の一冊かもしれない。
小泉昌義「ある海軍中佐一家の家計簿」光人社NF文庫。
予備知識は全くなかったのだか、なんとなくで買ってしまった。
内容は、著者(元海上自衛官)の父親である海軍士官の半生をまとめたもの。
この海軍士官は、何か目立った特別なことをしたわけでもなく、
平均的な海軍の軍人として、平凡な人生を送った人。
まぁ、あの戦争を「平凡」に過ごすことが出来たというのは、ある種特別なのかもしいれない。
で、タイトルには家計簿とあるが、家計簿自体が出てくるのは結婚をしてからであり、
本書の真ん中くらいから。
で、内容としても、家計簿に特化しているわけではなく、
むしろ軍人の普通の生活・業務の描写がメイン。
もう少し終戦が遅ければ(ないし、もう少し異動が早ければ)
皇族付武官としてのエピソードも増えていたのだろうけど、
まぁ、それは仕方ないのだろう。
また、何か専門的な知識がないと読めないという訳でもなく、
極めて平易に分かりやすく書かれているという印象。
時折挿入される婦人の短歌が良い味を出しているように思うw
偉人ではない、なんでもない普通の人間の人生を飽きずに読ませるというのは、
ひとえに著者の力なのだろうか。
夏に避暑地の別荘でだらだらしながら読むのに最適の一冊かもしれない。