崖っぷちロー

チラ裏的ブログ。ここは「崖っぷち」シリーズ・あん○ーそん様とは関係ありません。レイアウト変更でいろいろ崩れ中

渡辺浩弐のノベル実況

2009-06-26 01:35:41 | ニコニコ動画・ネットとか
ふとした拍子に、とてつもない動画を見つけてしまった。

渡辺浩弐のノベル実況 その1(2009年6月4日)
>生放送で小説を執筆する試みです。
>1画面で読めるように、100文字きっちりで書きます。
>東京タワーのてっぺんで起きた完全犯罪(?)の話です。

この方はファミ通なんかでも連載されていた作家さんで、
私もその作品を読んでいたはず。
ただ、明確に知ったのは、ゼロアカ関連の動画という残念っぷり。
渡辺浩弐先生インタビュー(聞き手:やずや

そんな方が、ニコニコ生放送を使って、
小説(ショートショート)を書く過程をダイレクトに読者に見せるという試みをされている。

小説の世界をほとんど知らないのですが、
こういう事をネットを解してやるというのは、日本初に近いんじゃないでしょうか?
今後もこういう方向での試みを続けていくということなので楽しみですね。

類似というか、小説の執筆過程の表現という意味では、
東京写真美術館で開催された『文学の触覚』で行われていた、
舞城王太郎氏の小説の執筆プロセスの再現展示というのが近いのでしょうか?
ただ、ライブ/再現の差異が大きすぎるような気もします。

***
こうやって執筆過程を見させて貰っていると、自分でも文章を考えてしまう。

ショートショート2作目「ドアドア」の最後の行など、
私が考えていた文章とコメントで指摘された文章が一致していたりして、
なかなか面白い。
ただ、下から二行目の部分についての違和感は解消されなかったので、
それは少し残念。

3作目「理想の女房」は、最後のオチの部分をもっと語りっぽくしたいかなぁ……とか。
字数が厳しくなりますが。

***
なお、このノベル実況の流れで佐藤友哉氏との対談も生放送されたようです。
佐藤友哉x渡辺浩弐(2009年6月4日)

***
ゲーム実況プレイ動画やテレビ実況動画なんかについて考えてきた私としては、
この動画は「実況」という観点からも面白く思えてくる。

お絵かき実況やら勉強実況というものがある(ありうる)ことは分かっていましたが、
小説を執筆しながらの実況というのは考えてもみなかった。

今回の動画を見ていると、考えながら書いている時にはなかなか実況(喋り)にくいようですので、
そこらへんは脳の構造とかと関係があるのかも知れないと思ったり。
どうなっているのかは全く知らないですが。

自主制作アニメ

2009-06-24 00:51:30 | ニコニコ動画・ネットとか
半年に一回くらいやってくる、自主制作アニメ病。
なんだか無性に自主制作(的)アニメが見たくなる期間。

新海誠作品を見返したり。
イヴの時間がいつでも公式で見られるというのは非常にありがたい。

【自主制作アニメ】crinoid(クリノイド)
自主制作アニメ ー 百々(どど)[マシ画質]
自主制作アニメ - rain town
ニコニコ動画的にはここらへんがメジャーでしょうか?
主題やストーリーがどうのこうのではなく、映像として見ています。

「さかなのうた」は、どうやら他サイトに移ったよう。事情は知りませんが。
http://zoome.jp/inuo/diary/3/
ジブリ的とか言う人がいるのは謎。


【自主制作アニメ】 眼鏡 第1話 (フル版)
は、ストーリー物としても愉しめそう。
眼鏡をかけさせようとする→暴走の演出は分かりやすいおもしろさ。
商店街のシャッターが閉まるシーンは、かすかにデジャビュ感が。
たしか、街の変形・成長をメインにした自主製作アニメがあったような……。


***
最近だと、山村浩二監督の『カフカ 田舎医者』を買おうか考え中。

ねとすたシリアス第2回/ゼロアカ第6関門

2009-06-19 00:07:09 | ニコニコ動画・ネットとか
NHKの優良番組(?)であるザ・ネットスター!のスピンアウト的番組の第2弾が公開。

まずは東さんと宮台さんの北米公演旅行の話題から。
すでに思想地図第3号で読んでいたのですが、それをおさらいする感じ。

思想地図未読者(本を余り読んでいない人)をターゲットにしているのであれば、
「ネットにおける日本語」の話は、元ネタであろう『日本語が亡びるとき』について
もう少し説明をした方が良いのかもしれない。
 (参考資料でフォローされていますが)

濱野さんの「オタク」概念のライト化の話はもう少し詰めて欲しいなと思ったり。
「オタク」を気軽に使えるというのは分かりますが、タグ化というのをもう少しやってほしい。

日本の携帯の特殊性→ケータイ小説の話は面白かったです。
まぁ、参考資料で速水健朗さんの「ケータイ小説的。」を紹介してあげてほしかったw

検索ワードの重要性というのは面白いですが、大学で教えるのは検索ワードだけか?というのは……
学問領域的な差異もあるのでしょうか。直感的には入ってこなかった。

どうやら後編に加えて中編があるらしいというのが楽しみです。


***
ゼロアカ六次関門は……

すでに誰かが指摘していたように思いますが、
この第六次関門的な課題をもう少し早い段階で(候補者が多い段階で)やっていたら、
もっと愉しめたんじゃないだろうかとは思う。
もちろん審査する側の労力が偉いことになるとは思いますが。


個別の感想としては……
やはり廣田周作氏が非常に残念というか、でも仕方ないというか。

坂上秋成さんは、太田さんに衝撃を与えられ無い限り厳しいのだろうか。

動画としては、村上裕一さんの原稿の校正の場面もあっぷして頂きたかったw