日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

−本朝妖綺譚− 白鷺の城

2018年10月16日 | Memories of ZUKA
日本物よりは洋物のほうが好きだし
ショーといえば洋物と思ってるので
日本物か〜
しかもショーがか〜
となってた

そんなマイナス感を
『白鷺の城』は
見事にくつがえしてくれた



開演直前
舞台いっぱいに描かれた
白鷺の背が現れた

その左右にも白鷺の翼が





大きく翼を広げた白鷺は
ちょうど真ん中が隠れてるので
頭がないみたいだななんて思いながら
眺めてたら

ショーが始まってしばらくすると
背が真っ二つに割れて
白鷺が飛び立った



そんなふうに映像も使って
大きな満月を見せたり
その満月に月食が起こったり

上から幕が下りてきて
見事な枝垂れ桜が現れたり
それがまたストンと落ちたりして
テンポよく場面が変わった

音楽も
THE日本物な感じではなくて
洋物を聴いてるのと
変わらない感覚で聴けた
CD出たら買っちゃおうかなってぐらい
よかった



2016年花組公演『雪華抄』を
思い出しながら観たわけだけど
歌だけでなくセリフもあって
ストーリー性が高かった

ストーリー仕立て大好き
中年の乙女心



時空を超えて
何度もめぐり逢い
惹かれ合う
陰陽師と妖狐 玉藻前







日本物の代名詞のようになってる
専科の松本悠里の舞

セリフというか
心の声のようなものが聞こえる場面もあって
拡張された声が
いかにも狐の権化らしく響き渡った

大昔に観たアニメ映画の
美輪明宏の声を思い出した
中年の私



そしてそして
初めて見る真風涼帆の日本物

ポスターは
松本悠里が小さく写ってる以外
『異人たちのルネサンス』一色だし
ムービーも見てなかったから
幕が上がって初めてその姿を見た



これがなかなかの凛々しさで



人気作品再演の間に挟まれて





宙組大丈夫?って思ったけど
そんな心配は無用だった



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