日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

殿堂『All for One』衣装(壁ぎわ編)

2018年02月28日 | Memories of ZUKA
続いて壁ぎわに並んだ衣装へ



珠城りょう as ダルタニアン

















愛希れいか as ルイ14世











アラミス as 美弥るりか
ベルナルド as 月城かなと







デニム地が印象的だった
『All for One』の衣装
この銃士隊の衣装も総デニム













次回は
壁ぎわの衣装の右半分
フィナーレのショーの衣装…の前に



『All for One』小道具を


殿堂『All for One』衣装(入り口編)

2018年02月27日 | Memories of ZUKA
毎度おなじみの宝塚歌劇の殿堂
『カンパニー/BADDY』公演期間中の
現在の宝塚歌劇ゾーンの展示は
前回の月組公演『All for One』



入り口を入ってまず
目に飛び込んでくるのが
ダルタニアンと三銃士の衣装

All for One, One for All ‼︎





珠城りょう as ダルタニアン

















美弥るりか as アラミス









宇月颯 as アトス







暁千星 as ポルトス







四銃士の後ろ姿



愛希れいか as ルイ14世







壁ドン



月城かなと as ベルナルド





エアドン



沙央くらま as モンパンシェ公爵夫人







えらい遅くなって
堪忍



次回は壁ぎわの並びの衣装を



殿堂ぼちぼちレポート
ぼちぼちアップ中…

週の真ん中 水曜日
(ブログは火曜日付だけど)
がんばれ中年
負けるな中年の乙女心

剣〜を抜くAll for One〜♪



・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

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敬称略となっております

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BADDY –悪党は月からやって来る–

2018年02月26日 | Memories of ZUKA
開演前のチョイ見せ
舞台に白い物が映し出されて
ヘビースモーカー バッディ(BADDY)の
タバコの煙かと思えば…



月だった



『星逢一夜』や



『金色の砂漠』



『神々の土地』の



上田久美子が
初めて手がけるショー
『BADDY –悪党は月からやって来る–』



開演アナウンスから
パレードの階段下りまで
型破りなことだらけ

何だかよくわからないうちに
あれよと言う間に終わってしまった
というのが正直な感想

上田久美子 作・演出の
ストーリー仕立てのショーに
期待し過ぎちゃったかな
なんて思ったけど



いつもの悪いクセで
観劇後にプログラムを読むと
上田久美子本人も
"ようわからん"ショーだって書いてる

なあんだ
よくわからなくてよかったんだと
ある意味ホッとするとともに
『BADDY』には
こんな思いが込められてたのかと
胸が熱くなった中年の乙女心



酒は飲むがタバコは吸わない私としては
バッディには
最後に禁煙して欲しかったけど
そうならなかったのにも
納得がいった

上田久美子も
タバコもその煙も嫌いと言う
そんな彼女がなぜ
ヘビースモーカーが主人公の作品を
作ったのか



詳細はぜひプログラムを
読んでほしいんだけど
かいつまんで書くと…

彼女は言う

今の時代は
グレーなものが押しやられて
狭い範囲の白い領域だけで
生きなければならない時代だと

ダメなもの
人が嫌うものの範囲が広がって
全ての不快を排除しつつあるのが
現在だとも

人生に多少の痛みや毒はつきものだった時代
世界にははっきり
白と黒のコントラストがあって
グレーな部分も"必要悪"と呼ばれたりして
そんな時代の文学や舞台は
今より面白かったかもしれない

テレビから喫煙シーンが消え
やがて舞台からも消えるかもしれない
そうなる前に
失われゆく悪と自由への挽歌を歌ってみたい

そんなわけで生まれたのが
悪逆非道のショー『BADDY 』



きっとまた
東京公演千秋楽のライブ中継を
見ると思うから
その時はもっと楽しんでやる!と
2度見が今から楽しみ

これから観る人は
予備知識があるといいかなと思うので
キャラクター紹介を



物語の舞台となるのは
TAKARAZUKA-CITYを首都とする
惑星国家ピースフルプラネット"地球"

世界は統一され
戦争も犯罪も全ての悪が鎮圧されている
しかも全大陸が禁煙だ

そんな地球に月から
ヘビースモーカーの大悪党バッディが
手下たちを率いて乗り込んでくる

善き人生を歩み
天国へ行くことを目標に生きている人たちの世界
=つまらない世界を
面白くしてやろうと
あらゆる悪事を働くバッディ

悪を許さない女捜査官
グッディ(GOODY)が
バッディ(BADDY)を追跡するが…



劇場内の壁面に飾られた写真
左から

地球の女王
公爵
じいや



パトロールバード ムームー
スイートハート
バッドボーイ
クール(バッドボーイ)



バッディーズ
ホット(バッドボーイ)
パトロールバード・スースー
シェフ



タカラヅカビッグシアターバンクの頭取
月から来た宇宙一の大悪党バッディ
地球の王女
侍女



地球の秩序を守る女捜査官グッディ
出向銀行員(宇宙人)
カインド(グッディーズ)
ハッピー(グッディーズ)



グッディの相棒ポッキー巡査
ファニー(バッディーズ)
地球の王子



バッディとともに現れるスイートハートは
女性の心を持つ男性
2人は恋人関係のようだった

でもバッディはグッディに惹かれていき…



珠城りょうのワルぶりが
気持ちいいくらいかっこいい



絵に描いたようないい人
『カンパニー』の青柳も
超ワル男バッディも
どちらもぴたりとはまって
世にも素敵なアメージング珠城りょう!





そうそう
パレードのシャンシャン(扇)の
仕掛けにも御注目

ヒントはこれ



BADDY♪ BADDY♪ BADDY♪



Did you have a good day (グッデイ)?
Thank you for dropping by again!

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カンパニー –努力、情熱、そして仲間たち–

2018年02月25日 | Memories of ZUKA
月組公演
『カンパニー –努力、情熱、そして仲間たち–』
『BADDY –悪党は月からやって来る–』を
観てきた



上の写真は
新しく出来た撮影スポットで撮った
場所は
チケットカウンター前の入口付近



『ポーの一族』を撮り損ねちゃったなと
がっかりしてたら
どうも今回の公演から登場したらしかった



『カンパニー』は
「白鳥の湖」のバレエシーンから始まる

耳なじみのある
切なげなメロディーが流れて
白鳥たちの踊る幻想的な世界へ



かと思えば一転
現実の世界へ
満員電車で吊り革につかまる人々が現れる
そしてそのまま
『カンパニー』の世界へ…



珠城りょう演じる
有明製薬の総務課長
青柳誠二は
仕事仲間をかばって
お偉いさんの逆鱗に触れ
敷島バレエ団に出向させられる

武道には長けているが
バレエとなると全くの素人の青柳が
プロデューサーとなって
「白鳥の湖」を公演することになり…



今回
何に1番グッときたかといえば
個性あふれるキャラクター達の魅力と
キャスティングかもしれない



特にこの2人

珠城りょうの演じる
愛妻を亡くしたサラリーマン
青柳誠二

俺に任しとけ的な
絶対的なヒーローじゃないけど
頼れば何とかしてくれそうな安心感
誠実を絵に描いたような男ぶりが
大型犬 珠城りょうにぴったりはまってた



そして
美弥るりかの演じる
ベテランバレエダンサー
世界的に有名なプリンシパル
高野悠

「白鳥の湖」の王子役として
全編にわたって踊ることは難しいと言い出し
引退間近なこともほのめかす

高野悠のセリフを聞いていると
美弥るりか自身と重なる部分が
あるように思えて
ドキッとした

そのくらい役にはまってた


(これショーの写真だけど高野悠っぽくもある)

月組は
気立てのいい大型犬風のトップスターと
妖艶な魅力の2番手
そのギャップがたまらない

そして2人を見てると
ついかつての星組トップと2番手
湖月わたると安蘭けいを
重ねてしまう



愛希れいかの役どころは
コンビニでアルバイトをしながら
バレエダンサーの道を歩む
高崎美波



妻を亡くした喪失感の中に
留まり続けてた青柳を
グイグイと引っ張り出す



この3人が
『王家に捧ぐ歌』で
ラダメス アイーダ アムネリスを演じたら
さぞかしぴたりとはまることだろうなと
私の中の再演されるとしたらシリーズ
もはや完全に幻バージョン



月組の次回作『エリザベート』

珠城りょうが
"死ねばいい"って言う姿は
まだ想像できないけど
どんなトートに変身するのか
『All for One』の
"俺は生粋のガスコンだ!"
とのギャップも楽しみ

これは宙組20周年展で撮った
姿月あさとトート

公演ごとに違うトートの髪型も
楽しみ



話を『カンパニー』に戻すと

合併して出来た新会社のCMソング
「ブレイク・スルー」を歌う
ヴォーカル&ダンスユニット
"バーバリアン"もかっこよかった

実在するダンスユニットの
リーダーを思わせる阿久津(宇月颯)が
若いメンバーの水上那由多(月城かなと)を
「白鳥の湖」の王子役に推すところも
この公演で退団する宇月颯と
これからますます活躍していこうとしてる
月城かなとそのもののようで
グッとくる




(ショーの写真 那由多はもっとイケメン)

高崎美波の後輩バレエダンサーで
同じコンビニでバイトしてる
長谷山蒼太(暁千星)もかわいい


(これまたショーの写真)

中年の乙女的には
那由多を抜擢するかどうかの場面で
"私 ギャンブラーなの"と言い放った
敷島バレエ団代表 敷島瑞穂(専科 京三紗)も
気に入った

似たセリフを
どこかで聞いたなと思ったら
映画『ショーガール』の
カイル・マクラクランのセリフだ


(これだけは芝居の写真)

上司には
なかなかNOと言えないサラリーマン
企業の合併
出向にリストラ 左遷
耳の痛くなる単語が飛び交い
いつもの宝塚らしからぬ
リアリティー満載の世界



それでも思わず吹き出しちゃう
小ネタも満載
ホロリと泣けて
じんわり心があたたまる
(この前のカウリスマキ映画みたいだな)





そんなわけで
今週はまた
ヅカぼちぼちレポートが続きます



サブリミナル効果を狙った
青柳スマイル

・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

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片想い&女王さまの夜食カフェ 読了

2018年02月24日 | 
先月の終わり頃
ヅカぼちぼちレポートをアップ中に
読み終えてた『片想い』

バレンタインデーのあたりに
"片思い"というキーワードから
『片想い』の感想へ…と目論んだけど
下手の長ブログが長くなり過ぎるので
盛り込めず

そういうわけで
遅ればせながら…



『片想い』は
性別について考えさせられる系ミステリー

"片想い"には
人が人を一方的に好きになる
one way loveだけじゃない
ほかの意味も込められてた



自分の心は男だ

元アメフト部の友人たちに
そう告白した
元マネージャーの日浦美月



でも
一夜を共にしたことのある西脇
かつて恋人関係だった中尾
2人の男はそれぞれ思う

あの時の日浦は(美月は)
確かに女だった



日浦美月は
男なのか
女なのか

彼(彼女)は
ストーカーの男を殺したのか

物語は
戸籍の問題にも及ぶ



はるな愛が
体は全部変えたけど
戸籍はそのままにしてあると
番組の中で言ってたし
戸籍上の性別を
変えられるようになったことは
何となく知ってた

東野圭吾が『片想い』を書いたのは
変えられるようになる前
ということになるのかなと思う

文庫本のあとがきを読むと
アメフトのことを書こうと思ったのが
この小説を書いたきっかけだというから
そこから始まって
こんなに書けちゃうなんて
東野圭吾って
小説家って
本当にすごい



自分の心は
男なのか
女なのか

その境界線は
どこなのか



海外ドラマの
人気キャラクターも
セクシャリティについて
こう言ってた

セクシャリティは
揺れる



シリアス系ミステリー小説の後で読んだ
ドラァグクイーン系ゆるカフェ小説
『女王さまの夜食カフェ
ーマカン・マランふたたび』も
読み終えた



毎晩チョイ読みをかさね
第1話から第4話まで

自分は面白くない人間だと思ってる
アラサーの派遣社員
西村真奈
漫画家志望で実は老舗旅館のボンボン
藤本裕紀
下町出身で今はタワマン住まい
小1の息子が発達障害かもしれないと悩む
伊吹未央
シャールの同級生でメタボな中学教師
理転したいと言いだした高2の娘に悩まされる
柳田敏

悩める4人の主人公たちと一緒に
ドラァグクイーン シャールの営むカフェ
"マカン・マラン"を訪ね
ほっとした気持ちになった



『片想い』と『女王さまの夜食カフェ』
全く趣きの異なる2つの小説の中で
美月もシャールも
自分らしく生きようとしてた

いやあ
小説って本当〜にいいものですね



誰?