日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

『マカン・マランみたび』読了

2018年10月15日 | 
毎日ちびちびと
チョイ読みを重ねてきた
『きまぐれな夜食カフェ
〜マカン・マランみたび』を読み終えた



第2話の主人公は
香坂省吾 27才

料理人を目指して行き詰まってる
1作目だったか2作目に登場した
ライターのさくらに連れられて
マカン・マランを訪れる

第3話は
中園燿子 47才

海の見える高層マンションに住む奥様だけど
離婚を控えてる
夫の提案で開く離婚披露パーティーのための
ドレスを作りに
マカン・マランの昼の顔
ダンスショップ シャールを訪れる
シャールとは実は古い付き合い



物語は春に始まり
季節はめぐって
第4話で冬になる



最終話の主人公は
意外な人だった
瀬山比佐子 77才

マカン・マランから目と鼻の先の
古い木造アパートに住む独居老人
厳密に言うと
この話の中で76才から77才になる
そろそろ終活しなければと
エンディングノートを書く



1作目から登場してる重要人物で
もうとっくに主人公として
登場したと思ってた



第3話の中で
自分の本心を隠してきたと言う燿子に
シャールが言った言葉にじんときた

どれだけ意に沿わないことを
しなければならなかったとしても、
自分の本心の隠し場所さえ
ちゃんと分かっていれば、
人は案外、自分の道を歩いていけるものよ。

ドラァグクイーンになる前は
エリートビジネスマンだったシャールが営む店
マカン・マラン

行ってみたい







降り込められて読み始めた本

2018年10月05日 | 
知り合いの書いたエッセイ本を
『マカン・マランみたび』と
並行して読んでる



何年も前にもらったまま
読まずに置いてあったのを



台風が来た先週末
雨に降り込められて
手に取った



読みだしたらおもしろくて
エピソードごとに短く切れてるのを
チョイ読みを重ねてる

ソフトカバーだから
外読みにも便利



10年近く前に書かれた本
本人はもうそこにいないのに
今そのことが起きてるかのように
錯覚してしまうのは
会ったことのある人だからか



この人の中にも
乙女心が生き続けてるんだなあと
共感することしきり
中年の乙女心



24号でおしまいかと思えば
25号がやって来る台風

24号の過ぎた後
そばを通りかかった公園から
何やら異臭が

匂いの正体は
強風に落とされた大量のギンナン



調理されるとおいしいのに
生の時の匂いといったら…



塩害なのか
葉の茶色くなった木を
多く見かける
今年は道すがら紅葉を楽しむのは
難しいかな


きまぐれな夜食カフェ マカン・マランみたび

2018年10月03日 | 
『マカン・マラン
〜二十三時の夜食カフェ』の
続々編がようやく手元にやって来た



『きまぐれな夜食カフェ
〜マカン・マランみたび』



続編である前作
『女王様の夜食カフェ
〜マカン・マランふたたび』を
読んだのが2月



エピソードごとに
新しい人物が登場して
その後のエピソードにリンクしていくから

第1話で早速
そういえば
老舗旅館の次男坊で
漫画家志望の青年がいたなあと
『ふたたび』の記憶を掘り起こした



第1話の主人公は
弓月綾 26才

就活に失敗
大手パソコンメーカーの
カスタマーサービスセンターで
電話オペレーターのアルバイトを始めて
既に4年

いじめられ歴もあり
屈折したところがある
ネットでディスって共感を得るのが
唯一の楽しみ



綾がマカン・マランにたどり着いた時に
まず登場するのが
店主のシャールではなく
妹分のジャダなところが
お決まりな感じでうれしくなる

ジャダもドラァグクイーンなのだけど
ふだんは角刈り頭だし
声が大きくてガラが悪い



それにしても
図書館で予約して
待つこと7か月

マカン・マランで癒されたい
悩める人が多いってことか
自分も含め



全然関係ないけど
最近よく出現して
中年の乙女心をくすぐってるモノ

ゆで卵の
はみ出しプックリ



かわいくないですか?


8月26日

2018年08月26日 | 
8月26日
今日は何の日かというと



村上春樹のデビュー作
『風の歌を聴け』
その主人公"僕"が
帰省先の海辺の街から
東京へ帰る日なんである



なーんて
やっとダメもとの資格試験が
ダメダメに終わって
小説解禁になったので
毎年夏の終わりになると
読みたくなる本をまず開いた



文庫本て
こんなに字細かかったっけ?



読むとちょっぴり
センチメンタルになって
酢漬けの鰺だとか
揚げたてのフライドポテトをアテに
ビールが飲みたくなる



基本
心は根無し草



I’m a nowhere woman.

男役娘役

2018年06月11日 | 
実は最近
中山可穂の『男役』『娘役』を
また読み返したんである



たぶん3度目
『男役』は4度目かも

図書館で『カンパニー』を予約したら
なかなか回ってこなくて
その間に『男役』を読んだ



そしたら『娘役』も読みたくなって
『カンパニー』を挟んで
『娘役』も読んだ



『男役』と『娘役』
どちらが好きかと問われれば
たぶん『男役』が好き

何度読んでも泣ける
せつない



宝塚歌劇の3大イベント
『男役』は退団を
『娘役』は初舞台とトップ就任を
強く意識して読むことになる

『娘役』の主人公 野火ほたるは
『男役』に登場する花瀬レオと同期で
物語は2人の初舞台から始まる



読んだのがちょうど
今年の初舞台公演
『ANOTHER WORLD』
『Killer Rouge』の時期と重なったからか

『娘役』の片桐が
前回の雪組公演
『SUPER VOYAGER 』の群舞
「アンダルシアに憧れて」の
"俺"を思わせるからか

『娘役』も
もっと好きになった



大鰐組の組長
ワニケンの背中には
スミレをくわえたワニの刺青が入ってる
なんてのも洒落てていい



作者のあとがきに
特定のモデルはいないと書いてある

物語の中には
どこかで聞いたような
いつの時代にも起こりそうなエピソードが
いっぱいちりばめられてる

自分勝手に
あのジェンヌさん
このジェンヌさんを
当てはめて読むのもおもしろい

私はいつも
『娘役』の野火ほたるだけは
この人のイメージで読んじゃう



『男役』の
「セビリアの赤い月」は
この作品を思わせるし





『娘役』の
「花のかたみ」は
この作品を思わせる





って
完全に雪組寄りになってますが…

作者が会ったという
元タカラジェンヌは
最初に読んだ時からずっと
同じ人が浮かんでる