日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

完成 そして読了

2016年05月31日 | 映画
5月最後の日
今朝 出勤前に ついに絵が完成して
小さな絵に 小さくサインを入れた

紙の端っこに 何となく
そのとき聞いていた歌の題名を入れた
No Other Love
ショパンの 別れの曲 に歌詞を付けた
優しく切ない歌だ
映画の予告編でも流れる



レースのカーテンの向こうには
雨あがりの青空が透けていた



小説も 終盤にさしかかって
最後は夢中で一気に読んだ

読み終えたのが
家に帰ってからでよかった

小説のあとには 思いがけなく
小説家本人が30年近く前に書いた
あとがきが載っていて
どうやって物語の着想を得たかなどが
作者本人によって語られていた



映画は
長い小説の細かなエピソードを含んでいて
そのいちいちは語られていなくても
ちゃんと伝わっていることに
改めて感心した

それにしても 半世紀前には
女と女が愛しあうのは
なんと困難だったことか

涙が出る



Cheers !
原作と映画に
CarolとThereseに









突然 映画よりもさりげなく

2016年05月30日 | 映画
そろそろかなと思っていたけど
映画と違って
場面を盛り上げる音楽はないから
それは突然やってきた
もう少しで 自分の降りる駅という時に



2人がはじめて
結ばれる場面

それは
映画よりもさりげなくはじまって





映画と同じくらい美しい場面だった



人知れず
涙ぐみながら出勤した




変奏曲

2016年05月29日 | 映画
今日は
どんつきの庭の
バラのアーチくぐり抜けの
最終日だったから
行くつもりでいたんだけど

絵が思ったほど進まなくて
あきらめた

日曜絵かきのことだから
締切があるわけではないけれど
そろそろ仕上げたいと思って



今日もまた
昨日と同じCDを聴きながら描いた

ライナーノートによると
メインテーマとサブテーマの
2つのメロディーがあって
どちらも さまざまに変奏され何度も流れる

映画音楽では
よくあることだと思うし
この映画が特別多いのか わからないけど
確かめながら聴いてみると
バリエーションの多さに驚いた

どうりで耳に残るわけだ
知らず知らずのうちに
何度も何度も 同じメロディーを
聴いているんだから



パンフレットを読んだら
この物語は
原作者の実体験にもとづいてると
書いてあった

おもしろいなあ 映画は
何から何まで



また勤め人としての1週間が
はじまる

決めた
たとえ上司に邪魔者扱いされても
誠実に仕事をすること
相方に対して誠実に接すること
もちろん他の人たちに対しても
できれば 上司に対しても










trailer(予告編)

2016年05月28日 | 映画
今日は1日 日曜絵かきした
土曜日だから 土曜絵かきかな

BGMはもちろん このCD
ライナーノートをちらちら見ながら



変奏されて
繰り返し流れるメロディーに
切なくなる

この映画を最初に見たときは
音楽がちょっと過剰なくらいに感じたけど

音楽を聴くと
映像が見たくなって
予告編を見た



映しだされる場面とは
全く違う場面のセリフを
あててあったりするのに
違和感がない
よくできてるなと感心する

私の好きな場面も
予告編の中にあった



対照的に この映画は
BGMの一切ない映画だった

あるのは 場面の中で実際に流れる音楽だけで
まるでドキュメンタリーみたいな
リアリティがあった



予告編では
横断歩道で2人が運命的にすれ違う場面に流れて
絶対に見たい という気にさせられた曲も
本編では 全く違う場面で流れる

trailerマジック





worse(散歩道の花添え)

2016年05月27日 | travail
年末末に いったん乗り越えたはずの
仕事やめたいフィーバーが
再燃している



年度始めには
こちらの意見も聞いてくれて
今年度は ちょっと違うかなと思った上司も
次第に元どおりに
というより worse



ほとんど無視
必要最低限の返事しかしなくなった
挨拶も
返ってこない 返ってこない
お 珍しく返ってきた
という具合



最近は
相方まで同じような扱いになってきた
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い か



いっそ私が辞めれば
すべてうまくいくのか
というか気さえしてくる



でも 相方が
私がいなくなると困ると言うし
頼りにしてくれるお客さんもいる
自分も生活に困る



相方は今朝
腕に引っ掻き傷を作って出勤してきた
子どもが思春期の入り口にさしかかって
何かにつけて反抗すると言う

成長してる証拠だ
腕の傷が痛々しいけれど
ほほえましく思った



さて
あと10か月 持ちこたえるには
どうしたもんじゃろのう