日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

古い友達の誕生日

2016年11月30日 | 記念日
今日は古い友達の誕生日
その友達と出会ったのは20代になりたての頃
だからもう"古い友達"と言っていいと思う
何年経ったかは内緒にしておきたいけど



その友達とは
真ん中にアメリカデイゴの木の生えた
交差点から近い小さな会社で
アルバイトを始めた時に知り合った

これは小春日和に誘われて咲いた
散歩道のアメリカデイゴ
本当は花は夏に咲く



はじめて会ったとき友達は
短い髪して
ネイビーのタートルネックセーター着て
壁に向かって置かれたデスクで
猫背気味の背中を見せて仕事してた
私が事務所に入っても振り向きもしなかった

のちにレイアウト変えがあって
デスクは向かい合わせに配置され
事務所の雰囲気も明るくなった



私は その友達が辞めるというので
代わりに雇われたアルバイトだった
だから引き継ぎのほんの短い間だけ
いっしょに働いて
いっしょに昼ごはん食べて
いっしょに電車に乗って帰った

私はその友達のことが
大好きになった



好きと言うタイミング
逃しちゃったなと
今でも折りに触れ思う
機会は永遠に失われた



今年送った誕生日プレゼント
例によっていろいろ詰め込んでしまったけど
メインはこの2つ



読みかけの本は最終話に入った
春夏秋と1話ごとに季節が進んで
第4話は ちょうど今ごろの季節
11月から12月に入るところから始まる



最近はいつも
この本を枕元に置いて寝る
寝る前に少し読むこともあれば
読まないこともあるけど
オネエさんのシャールの夜食カフェ
"マカン・マラン"のお話は
傍らにあるだけでほっとさせてくれる

いい庭の日 2016 どんつきの庭編

2016年11月29日 | 散歩道
散歩道を奥へ奥へと
歩いていくと現われる どんつきの庭
いつもたくさんの花でにぎやかな秘密の花園も
この時期は黒々とした土を見せて
冬眠に入る

雪の結晶みたいに見える
何かのロゼット



あたしまだ起きてるわよと
ピンクのバラ



あたしだってと
白いバラ



あたしもいるわと
ダイヤモンドリリー



窓辺のツタも美しい



マメナシの木



マメナシは豆梨
小さい小さい梨が実る



今は落ち葉がきれい





真緑から真っ赤へ
驚きの変化



どんつきの庭のそのまた奥の
池のある庭では
ツワブキ"白うさぎ"が
可憐に咲き続けてる



白うさぎのブーケ



またまた葉っぱを拾って帰った
そして並べた





床暮らし続行中
クッションと広げた膝掛けの島を
渡り歩いてる





いい庭の日 2016

2016年11月28日 | 散歩道
今年も"いい庭の日"がめぐってきた
11月22日が"いい夫婦の日"なんだから
きっとそうだろうと思ってるわけだけど
ちょっと検索してみたら
どうも"エクステリアの日"らしい

ほかに用事もあったし
休みを取って
みんなの庭 私の散歩道へ



ラクウショウ(ヌマスギ)の黄葉
水にも映ってきれい



バラとラクウショウ



昨年の今日は
ラクウショウの落ち葉で
じゅうたんができてたけど
今年はまだそれほど落葉してないみたい



水面にはカモ



この前の葉っぱプール
1週間前はこんなだった



今日はこんなにいっぱいになってた



階段もこのとおり



おや



星みっけ



緑のも



突然だけど 昨日の映画の話



ヤンという教育係を付けられたマロニー
最初は反発ばかりしてたのに
いつしか信頼が生まれて
最後にはヤンに向かって小さくこう言う

Je t’aime.



フランス語の"Je t’aime."というと
何となく愛のささやきのイメージが強いけど
英語の"I love you."と同じように
恋愛相手に限らず
家族や友人 大切な人に対しても使うんだな

カタカナで"ジュテーム"って
言ったり書いたりするけど
映画で聞くといつも
"シュテム"って聞こえる




庭を持たない私に
素晴らしい庭を提供してくれる散歩道に
こう言いたい気分

Je t’aime.



いい庭の日
うまいことオチがついたでしょうか
でも この日のオチは
車のパンクだったんだけどね
トホホ

葉っぱを並べる/太陽のめざめ

2016年11月27日 | 散歩道
散歩道に散らばっていた
小さい小さい葉っぱを拾って帰った
そして並べた



1番小さい葉っぱが
どのくらい小さいかというと



葉っぱを並べながら
何にそんなに心惹かれたかわかった
ふつう 小さい葉っぱは若葉で
枝に萌えだしたところしか見ないのに
この葉っぱは小さいまま落葉して
小さい小さい落ち葉になったからだ



すぐ近くに葉っぱの主の木があったけど
名札を付けてなかったから
名前わからず

小さい葉っぱに夢中になっていたら
今日のこの番組が
小さい生き物ネタだった



話は変わって
カトリーヌ・ドヌーブ主演の映画を見た



母親がちゃんと学校に通わせなかったことで
6才だったマロニーは保護施設に入れられる
その判断を下したのが
ドヌーブ演じるフローランス判事だ



それから10年が過ぎ
窃盗を繰り返し
衝動的に暴力的な行動にも出てしまうマロニーを
再びフローランス判事が担当する



母親に暴力を振るうのではと
ハラハラしながら見たのだけど



マロニーが6才の時 判事に向かって
マロニーも荷物もいらないと言い放った
母親だというのに
マロニーは母親をとても愛していて
母親がマロニーに手を上げることはあっても
マロニーは母親に暴力を振るったりしない



それどころか
駄目な母親が責められると全力でかばう
俺がこんななのはお前のせいだ
なんてことも言わない



グザヴィエ・ドラン監督の
「マミー」を見た時も
主人公の少年が母親に暴力を振るうのではないかとハラハラした



映画の中の話だけど
どちらの少年にも
明るい未来が開けるといいなと思った



・ 。..・ 。..。・・.。...。。 ・.。.. ・。

子は決して母親を殴らない
それがあったら
違っていたのかな

皇帝ヒマワリ

2016年11月26日 | 散歩道
散歩道の皇帝ヒマワリは
皇帝ダリアほどには背が高くない
後ろの木は紅葉したナンキンハゼ



秋の空に見上げるヒマワリは



黄色くて たしかにヒマワリなんだけど



夏のヒマワリとは別人のように思える



小ぶりな花を
枝にいくつも付けるからか



気温が低くて気分が出ないからか



背景の紅葉が気になってしまうからか