どこまで弁明しても障がい者と音楽を冒涜している

偽ベートーベンと称される佐村河内氏の謝罪会見が昨日あった
謝罪とは言うものの　本心は弁明に終始しているように思えた
どこまで語っても　障がい者を冒涜しているとの気持ちは払拭できない

聴覚が失われた音楽家　被災地や広島の心の痛みを表わす音楽
これを聴いた時は　感動と感銘で胸を打たれたものである
多くの方が騙され　共鳴して　時には音楽を聴き購入もした

しかし　これは虚構の上に立つ偽の人物像だった
障がい者も健常者も　勇気と感動を覚えたものが　見事に崩れ去った
ただ　有名になりたい　こんな野望の策に　今度は失望と虚しさが襲う

謝罪は一応したが　新垣氏の発表とは食い違うと告訴まですると言う
名誉毀損でと言うが　どこに　名誉がこの男にあるのかと問いたい
そして　自分は音楽のプロでもあると言明した

聴覚が２級から回復の例は殆どないと　専門の方は反論する
障がい者手帳は返納すると言うが　本当に聞こえないとは思えない
手話を介しているが　すらすらと話す言葉に　澱みが無い

ゴーストライターとして　音楽に指示書を出す　設計図などと本人が言う
音楽に指示書や設計図なんてありえない
イメージなら　誰にでも　起承転結のように書くことは出切る

音が聴こえなくても　音楽のプロなら　頭の中でメロディはある程度書ける
私たちが　ピアノを弾かなくても　楽譜でイメージするのと同じである
主旋律を作り　編曲を依頼するなら　プロとして許される範囲内である

発覚依頼　不快な感情が心に残っている
昨日は髪を切り　髭を剃っているが　その顔を見るとますます不快になった
どこまで話しても弁明しても　一度失ったものは還って来ない

　

昨日は　墨田のうたごえ講座に行った
会場に着くなり　そんな不快な気分は吹き飛んで行く
下町の元気で明るく若さを感じる歌声は　私を活性化させてくれる

ピアノの音色が良い　歌声が快適に聴こえる　リズムに乗って弾く
私の聴覚　完全に戻った感じがした
貴重な試練と体験　私の感謝と笑顔の日々は多くの方と共にある


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