NHKの朝ドラが 久し振りに好評のようである
私も毎日家に居るようになって この時間は特に楽しみだ
今回の あまちゃん は どこかドラマに引き込まれてしまう魅力がある
それは 北三陸と言う舞台の設定なのか 旅好きの私には列車の風景だろうか
ドラマの明るい内容と かって ここを旅した幾たびかの想い出が蘇ってくる
北限の海女というのも実在して バスガイドの案内にもあった
一人旅では 青春18切符を使って この三陸沿岸を仙台から八戸まで乗った
かっては国鉄 JRの列車が走っており その後南北を第三セクターに分断された
リアス式海岸は 複雑に入り江があったり 小さな岬を夥しく突き出している
田老と言う地では この海岸を歩くも ものすごく巨大な堤防に驚いた
チリ津波の教訓を経て整備されたものであり 後ろの小高い山へは避難路もあった
よもや あの大震災の津波がこれを超えるとは 私でさえ思わない高さがあった
旅の途中で田野畑という小さな駅があり ここで中年の男性が降りて行った
列車の中で知り合い 言葉を交わした方で あの辺が俺の家と指差していた
それは高台の方であり 出稼ぎの里帰りらしいが 多分 家は残っただろう
あまちゃんのドラマの中にも 地元の方が目立たず出ている
久慈市の方や この田野畑の集落の方である
添乗員でご案内した頃は この久慈から列車に何回か乗った
この路線はトンネルが多く 間に海が見える
田野畑など絶景の場所に差し掛かると 列車を止めたり徐行してサービスした
バス1台で行くが 私たちのために1両増結してくれることも嬉しかった
あまちゃんのドラマで 列車がたびたび出てくると つい 想い出も懐かしくなる
お客様と歓談しながら 移り行く車窓を楽しんだり 車内弁当も食べた
バスで行く時は どこまでも曲がりくねった道路で 観光船に乗り遅れたこともあった
小泉今日子さんの演技が素晴らしい 見事な母親役になりきっている
歌手から役者になる方も多いが 歌う方は その素質も兼ね備えているのだろう
スナックなどの場面もあり 歌うのかなと期待しているが 歌う場面は出てこない
地元の町おこしで高校生アイドルとして売り出す二人が歌うのが 潮騒のメモリー
マジメにどんな歌か聞いていたら 脚本家のユニークさもあって思わず笑ってしまった
三嶋由紀夫の小説 潮騒のイメージと ジョニーへの伝言のパクリだった
潮騒の舞台となった島は 伊勢の近くの神島 ここの若い二人の物語である
有名なシーンが雨に濡れ 焚き火で衣服を乾かしている時の青年の言葉だ
その火を飛び越して来い 裸の二人が抱きあったシーンが眼に浮かぶ
ジョニーへの伝言は ペドロ&カプリシャスが歌う
ジョニーが来たなら伝えてよ 2時間待ってたと(1番)私は大丈夫(2番)
良き時代の歌であった
潮騒のメモリーの歌詞
来てよ その火を飛び越えて 砂に書いたアイ ミス ユー
北へ帰るの 誰にも会わずに 低気圧に乗って 北へ向かうわ
彼に伝えて 今でも好きだと ジョニーに伝えて 千円返して
潮騒のメモリー 17歳は 寄せては返す 波のように激しく
来てよ その火を飛び越えて 砂に書いたアイ ミス ユー
来てよタクシー捕まえて
波打ち際の マーメイド
千円返してには 思わずクスッと笑えてしまう
津軽海峡冬景色 北へ帰る・・・・ 砂に書いたラブレター
マーメイドは松田聖子さんの歌 タクシーはあまちゃんのお父さんの仕事
いろいろと 連想させる歌詞で 可笑しいけれど嫌味は無い
朝は 爽やかなドラマが良い
その意味では 若い女性が いつも主役である
最後までお読みくださいまして有難うございました
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