この歳になると クリスマスが特に待ち遠しいとか 楽しいとかの想いは無い
それでも郷愁だろうか 微かに暖かな灯火が揺れる
小さな希望や 敬虔な祈りに似たものが 心の中に入ってくる
私が少年の頃 酒乱であった父が教会へ行くようになった
５０代から亡くなるまでクリスチャンになっていた
時に教会にも顔を出すようになった
クリスマスの前日 信者によるクリスマスキャロルがあった
１０名くらいで合唱団を作り 深夜の街角で歌った
ローソクの光が闇の中で あたたかな心を包んだ
ああベツレヘムよ http://youtu.be/cW8Nw1DzzbM
家族が揃って クリスマスを祝ったことがある
たった一度だけだったが 楽しい 家庭・家族の象徴だった
家族揃って一度だけ 筑波山のハイキングにも行ったことがある
結婚してから子供が出来て クリスマスをささやかに祝う
私がケーキを会社の帰りに買って来た
３歳くらいの娘が大騒ぎして喜び ケーキを受け取り落としてしまった
泣き出した娘を大丈夫だよと慰めて かなり変形したケーキにローソクを立てた
泣き笑いしながら灯を消した
つぶれたケーキも 幸せの味がした
その後のクリスマスには 想い出が無い
もしかしたら頭の中で消去してしまったのかも知れない
テレビから流れる歌が妙に心に溶け込んだ
山下達郎 クリスマスイブ http://youtu.be/ZGu7SGxNWyo
むかし 何時頃見たのか記憶にないが 映画で歌われていた曲
しっとりと情感があり さわやかに聴こえる
ピアノが弾けるようになって 楽譜を探したが見つからない
著作権が影響するのか 現在でも掲載されている本は少ない
今は逆に練習する機会が無くなってしまった
うたごえや 施設の音楽訪問で いつでも本番である
ビングクロスビー ホワイトクリスマス http://youtu.be/aShUFAG_WgM
現在は あちこちの施設で高齢者の方に歌ってもらっている曲
軽快にリズムが良く明るい ジングルベルと共に微笑ましく聴こえる
作詞された背景は先日書いたが ちょっと切なく 涙がこぼれる
赤鼻のトナカイ http://youtu.be/unklbC1bFCU
最後までお読みくださいまして有難うございました
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