ネオクラ式

Neo-classical style of the daily life ★

Autumnal Equinox

2011-09-23 11:09:23 | 日記
秋 彼岸の中日ですね

祈りの かたち......
秋分の日は 戦後から国民の祝日とされ “祖先をうやまい 亡くなった人を偲ぶ” という趣旨です



秋分は二十四節気のひとつでもあり、この頃から寒露までの期間も秋分と云われます。
『暦便覧』 には 「陰陽の中分なれば也」 とあり、夜長 本格的な秋へと季節は移ろいます…。

この様な意味合いのある時節、前向きなアクションも日々には必要かもしれませんが “偲ぶ” 意と重ねて 大切なものを再認識するのも 必要かもしれません。

また、彼岸は 平安時代に広まった浄土思想が由来とされるそうです。
浄土思想では極楽浄土は西にあると考えられており、秋分の日は昼と夜の長さが同じになって (平均すれば14分ほど違うそうですが…) 太陽は ほぼ真西に沈みます。
その真西に沈む太陽を礼拝し、極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりとされているそうです。

今年は 東日本大震災が発生して 多くの方々が 被害に遭われました
秋の彼岸に 改めて復興と鎮魂を祈りたいと思います
そして 大切な人を想う気持ちを大事にしたいと思います

そして 秋も春も 彼岸と言えば “おはぎ” “ぼたもち”
秋に咲く 「萩」 から 『御萩』、春に咲く 「牡丹」 から 『牡丹餅』。
お供え物にも ルーツや季節の係わりがあるのですね

日本には、四季があり それに纏わる風情があり......
更には 受け継がれる様式や そこから生じる絆や情もあります。

人としても 持ち続けたいものですね

休日を過ごしながら そんなことを考えあぐねている日です