ネオクラ式

Neo-classical style of the daily life ★

“コンセプト”

2010-06-28 22:23:24 | その他
アイデアが「 How to … 」 だとすれば コンセプトは「 What to … 」 でしょうか

クルマを見て・触って・考えて、 向き合ってると 「どう…」 ではなく 「何…」 といった感覚に出会う気がします。
何だか 上手く表現できませんが

スタイルから構造に至るまで、要するに そのモデルの『コンセプト』を 実感することがある いうことです。
その中において 「かっこいい」 とか 「理に適ってる」 とか 「扱いやすい(気持ち好い)」 といったこととフィットして、
『好み』や 更に『選択』に 行き着くのだと思います。

フィーリングで済ませられる話を難しくしてるだけかもしれませんが、この様に考えてもE30は不朽の銘車だと思います。


この見方で身近なアイテムを見てみると、(以前は全く思いませんでしたが) 最近 気になるモノがあります。

IMCO(イムコ)製 の フリント式オイルライター

一見、ちゃっちいライターです。

好きで信頼性も感じて いつも使っているZIPPOライターと比較しても、決して 無条件に欲しい とは思い難い製品。
しかし、よくよく見てみると ライターという使用目的に忠実で 機械的な構造にはメンテ性の楽しさもある様に思えてきました。

調べてみると、Made in AUSTRIA VENNA (オーストリア・ウィーン製)。
イムコ社は、金属製ボタンの製造会社として その歴史は1907年にまで遡ります。
1912年には、オーストリー政府からの要請で 戦場で兵士が使うマッチに代わる道具の開発をスタート。
フリント(石)を ヤスリでスパークさせて オイルに着火する、今となっては当然のシステムも 開発当時は画期的だったことでしょう。
しかも、片手で着火可能!! (今となってはコレも当然ですが)。

ZIPPOの出現は 1930年代に入ってからとのこと、もちろんZIPPO製品の素晴らしさは誰しもが認めるものですが。
歴史的にも 研究に研究を重ねたであろう完成した機能も、隠れた銘品であり 優れた機能を持ち合せていると 最近 感じます。

強風にも強いらしく
こういう製品も クルマのケミカルも ヘビーデューティーなものが 結果 良いのかもしれませんね~