武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

『浪花の恋の物語』

2006年04月12日 00時32分50秒 | Weblog
購入しました!!

近松の『冥途の飛脚』をアレンジして映画化したもの。1959年の作品です。近松門左衛門役の、片岡千恵蔵の存在感が、たまらない。

なぜ購入したかといいますと、劇中歌として竹本頼母の浄瑠璃が入っているから。これを参考に節をつけることになるかな。

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傾城に誠なしと世の人の申せども それは皆ひが言わけ知らずの言葉ぞや 誠も嘘ももとひとつ たとえば命なげうち いかに誠を尽くしても 男の方より便りなく 遠ざかるその時は 心弥猛に思ひても かふした身なれば儘ならず をのずから思わぬ花の値引きに逢ひ かけし誓ひも嘘となり 又始より いつはりの勤めばかりに逢ふ人もたへず重ぬる色衣 つゐのよるべとなるときは はじめの嘘も皆まこと とかく只恋路には いつはりもなくまこともなし ゑんのあるのがまことぞや 逢ふことかなはぬ男をば 思ひ思ひて思ひがつもり 思ひざめにも醒むるもの つらや所在と恨むらん

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この部分を浄瑠璃節で語ります。さてさてと、困っております。
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