武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

ほんとうの声

2007年05月18日 18時12分59秒 | Weblog
独り言をぶつぶつ唱えるときと、人に何かを話しかけるとき、声が違うと思いませんか?

自分の本来の声を探すべく悪戦苦闘しているのだけれども、本来の声は、やはり自分に向かって発している声なのかと、考える。そのままの声で語ることが出来たら、いいのになあ、と思う。いつわりのない声で、伝えることは、とても難しい。自分を裸のままでさらすことになるのだから。そんな恥ずかしいことできない。作品に見合った生き方をしていないし、底が浅い。でも語る以上は、いつわりでなく、すこしでも誠意のある思いを伝えたい。

そのための呼吸なのだ。
腹に据える。思いをすべて腹に蓄えて、肩の力を抜く。

大げさな表現はいらない。大声だって、必要ない。
真実を語る人は、大声で叫ばない。

静かな声と、目から発する声で、語るのだ。
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