武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

哲学者のような猫

2009年02月20日 20時58分13秒 | Weblog
私が
ひねもす
ここに座っている
哲学者の顔した
猫のように

私<わたくし>

猫が、庭を眺めている
じっと、空を見つめている
壁に頭をくっつけて、考え事をしている
じっと思索をしている
ストーブの火に目を細めている
ひらめきにたどり着いたようにおもむろに新聞の上に鎮座する
辞書を枕に気だるい想いに耽る

…ようだ。まるで哲学者のようだ。

あたたかな春の日差しの居間で、猫を眺めながら、私も哲学者の振りをしてみる。
頭の中は、猫と同じくらいかもしれないけれど。
コメント
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