武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

正しい呼吸をしていますか

2007年05月07日 22時34分38秒 | Weblog
息を吐いて、吐き切ったとたんに息は自然に入ってくる。
おなかに手をあてて、何度も繰り返してみる。

意識をすると、呼吸ができなくなります。
腹式呼吸は出来てはいますが、体が素直に動かないのです。息が入るから、おなかがふくれ、息を吐くから、おなかがへこむ。このあたりまえの、息とおなかの連動が、うまくできないのです。おなかを、意図的に動かしてしまうのです。 体が、勝手に嘘をつくのです。

息を吐ききる、ということが、難しい。息を吐ききらないうちに次の呼吸をしてしまうから、体に酸素も行き渡らない。呼吸が浅くなり、だんだん胸式になってくる。

また、息も続かない。

素直に呼吸することが、こんなにも難しいなんて!!


息を吐きながら、小さく声を乗せてみる。
喉で声を作るのではない。
喉を開き、息を口蓋にあてて声にする。

また、息は出すのではなく、循環させる(?)のだそうだ。

口の前に手をかざし、息が手のひらに当たらないような声を出す。

長いことかかりそうです。
そのときにはできても、それを維持しながら語るのは、難しいのです。すぐに息が、あがってきてしまう。のどで声を出したくなる。楽したくなる。
体を追い詰めるには、それなりの精神力も必要です。

ここまでたどり着くのに、何十年もかかりました。あとどのくらいかかるのだろう。ようやく、納得できる方法に巡り合えましたが、今までの、つぎはぎだらけの、自己流の腹式呼吸でできた体の癖を、どのように直していったらよいものか
コメント
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