昨日、ダンナと寝台列車の思い出話で盛り上がった。
我が家は毎年、夏休みに母の実家のある函館に帰省していたので寝台列車はよく乗った。
通路を挟んで両側に寝台があるタイプと、片側が通路になっているタイプがあって、それぞれ2段と3段のタイプがあった気がする。
通路を挟むタイプは、進行方向に縦に寝て、片側のタイプは横に寝るようになっていた。
夜中、停車駅を出発する時に「ぴぃぃ~」っという汽笛の後に、車両が大きく一回「ごっとん!」と動く。
進行方向に縦に寝ていると、その振動がとても楽しいのですよ。
そして、通路を挟むタイプは最初普通の座席になっていて、係の人が寝台に変身させに来てくれます。
朝は、片付けて元の座席に戻してくれます。なんて大変な、と思いつつ幼い私は、その機能性に目を輝かせていました。
更に更に、寝台の中の灯りや小さな網棚。コンパクトだけど無駄のない作り!
上の段の窓は、小さなスライド式になっていて何だか自分だけの秘密基地みたいでわくわくしました。
ただし、トイレに行くときに梯子を昇り降りするのがちょっと怖かった…。
あと、たいして喉が渇いてないのに、紙を二つに折ってサイドを糊で張り付けただけのペラペラのコップで冷たいお水を給水器から飲むのも楽しみでした。
いろんな思い出がたくさんあるけど、今はほとんどの寝台列車が廃止され、超高級な動くホテルのような寝台列車が人気になってます。それはそれでとても楽しそうだけど、夏休みに満席になっていた庶民的な寝台列車が懐かしいです。
この話、長くなりそうなのでまた改めて続きを書く事にします。
寝台列車って、いいよねぇ。
高校の修学旅行も一睡もできなかった。
楽しいけどつらい。
これもいいい思い出となるのでしょう。