EOS20D EF-S10-22mm モノクロモード
モノクロ撮影のとき、ほとんどの場合JPEGのモノクロモードで撮影します。デジタルなので後で変換もできますし、RAWで撮っておけばそれこそ自在に様々なことができるのでわざわざモノクロに固定しなくてもいいのに、あえてそうするのはなぜか。
理由は2つです。ひとつは、後作業が面倒くさいので。実はほとんどこれに尽きます。カラーからモノクロ変換も面倒。RAWは便利だけど、当方の非力なパソコンでは扱いにストレスが溜まる、といったわけで後作業を省きたいからです。
もうひとつの理由は、最初からモノクロを意識して撮影した方がいい結果になると思っているから。さらに「後で変換」は潔さがないという呵責のようなものがなきにしもあらず。これはフィルム時代の考えから抜けきれていないか、あるいはまだ腕が未熟なせいかもしれません。
でも、この撮り方もそのうち変わっていくでしょう。
ひとつめの理由は技術進歩が解決します。パソコンのパワーが上がり、メモリカードがさらに安くなってブルーレイディスク等が安価で使えるようになる、といった環境変化でRAWがメインになるかもしれません。いや、近い将来そうなるでしょう。
もうひとつの理由に対しては、これは考え方だけの問題かもしれません。撮影時にモノクロを意識すればいいだけのことで、潔さがないという精神論は衰退していくかもしれません。
あまり古い考えに固執しないようにしようと思っています。
写真はアートです。アートはもっと自由であるべきと思っています。