おおやま氏がブログでトライXのことを書いていたので思い出した。
コダックのASA400モノクロフィルム。ISOのことを当時はASA(アーサと呼んでいた)と表記していた。
中学、高校の頃によく使っていたフィルムだ。写真部ではなかったので自家現像はできず、すでに現像代はカラーネガの方が安い時代だった。それでもモノクロを使っていたのは、鉄道ファン誌に採用されることを目標に写真を撮っていたから。印刷にはモノクロかポジしか採用されないので、当時なけなしの金をはたいてコダクロームを買ったりもしていた。
おおやま氏やうっつん氏とよく撮りに出かけた。自転車で10km離れたカメラのキタムラへフィルムを買いに走った。
結局、鉄道ファン誌に採用されることはなかったが、熱き想いと全国を旅した思い出は自分の宝物だ。
写真にたいする情熱は、あの頃と変わっていないような気がする。
PHOTO:別府鉄道 野口 1983.12 Canon AE-1PROGRAM FD28mm F3.5
コダックのASA400モノクロフィルム。ISOのことを当時はASA(アーサと呼んでいた)と表記していた。
中学、高校の頃によく使っていたフィルムだ。写真部ではなかったので自家現像はできず、すでに現像代はカラーネガの方が安い時代だった。それでもモノクロを使っていたのは、鉄道ファン誌に採用されることを目標に写真を撮っていたから。印刷にはモノクロかポジしか採用されないので、当時なけなしの金をはたいてコダクロームを買ったりもしていた。
おおやま氏やうっつん氏とよく撮りに出かけた。自転車で10km離れたカメラのキタムラへフィルムを買いに走った。
結局、鉄道ファン誌に採用されることはなかったが、熱き想いと全国を旅した思い出は自分の宝物だ。
写真にたいする情熱は、あの頃と変わっていないような気がする。
PHOTO:別府鉄道 野口 1983.12 Canon AE-1PROGRAM FD28mm F3.5
昔繊維の営業をやっていた頃、とある商社のデザイナーさんのところに売り込みでよく通った。
サラリーマンと思えない風貌のデザイナー氏・M課長は、おそらく契約社員だったのだろうけど、この人のデザインは社内で拒否されることはなかったと思われる。アパレルのデザインに対する情熱も腕も確かにすごかった。商売の面でもかなりお世話になったそのM課長に、商談のなかで尋ねたことがある。
「デザインの仕事は好きですか」
「そりゃ好きですよ。昔からデザイナーになりたくて、ほんでこの仕事してなんとかやってますしね。」
「ここにたどり着くまで、どんな苦労されたんでしょうか。」
「好きなことやってるから苦労じゃないんだけど、でもね、デザインの学校通っている頃や新米の頃は寝ずに必死で絵かいてましたよ。それこそ、眼から血がでるくらいにね。」
このM課長のことばは今でも強烈に自分の中に突き刺さっている。そうか、夢を実現させるには眼から血が出るくらいやらないとだめなのか。雑談のなかで、もうひとつ印象に残っていることば。
「イノウエさんも、サラリーマンやめて『そっち』の道に行った方がいいんじゃない」
それが、繊維の世界が将来ますます厳しいからという意味からの言葉か、あんたサラリーマンに向いていなよという印象を率直に表現されたのか、真意はわからない。
サラリーマンと思えない風貌のデザイナー氏・M課長は、おそらく契約社員だったのだろうけど、この人のデザインは社内で拒否されることはなかったと思われる。アパレルのデザインに対する情熱も腕も確かにすごかった。商売の面でもかなりお世話になったそのM課長に、商談のなかで尋ねたことがある。
「デザインの仕事は好きですか」
「そりゃ好きですよ。昔からデザイナーになりたくて、ほんでこの仕事してなんとかやってますしね。」
「ここにたどり着くまで、どんな苦労されたんでしょうか。」
「好きなことやってるから苦労じゃないんだけど、でもね、デザインの学校通っている頃や新米の頃は寝ずに必死で絵かいてましたよ。それこそ、眼から血がでるくらいにね。」
このM課長のことばは今でも強烈に自分の中に突き刺さっている。そうか、夢を実現させるには眼から血が出るくらいやらないとだめなのか。雑談のなかで、もうひとつ印象に残っていることば。
「イノウエさんも、サラリーマンやめて『そっち』の道に行った方がいいんじゃない」
それが、繊維の世界が将来ますます厳しいからという意味からの言葉か、あんたサラリーマンに向いていなよという印象を率直に表現されたのか、真意はわからない。
本館Galleryに
”線路沿い界隈 第5章” をアップしました。
街スナップとともに、自分のもうひとつのメインテーマである「鉄道のある情景」をスナップ的アプローチで撮り続けているもので、その中からセレクトしたものでまとめました。
これからも続編をアップしていく予定です。
”線路沿い界隈 第5章” をアップしました。
街スナップとともに、自分のもうひとつのメインテーマである「鉄道のある情景」をスナップ的アプローチで撮り続けているもので、その中からセレクトしたものでまとめました。
これからも続編をアップしていく予定です。
フォトコンテスト応募のプリントについてご質問を頂いたので、私の経験の中からお答えしたいと思います。
Q1.プリンターはやはり高い機種を買えば、お店に頼むより、奇麗?なのですか?
A1.店とプリンターで出したものと、どちらがキレイかといえば一概には言えません。技術がなければお店の方がきれいといえますが、微妙なトーンを追究するとなれば自分でプリンターからとなります。
また、お店もアルバイト店員がやっているような店ではコンテスト応募にふさわしいプリントは難しいと思います。キタムラのような写真に詳しい店でプリントすることをすすめます。最近はネットで注文、配送もしてもらえるので私も何度か利用したことはあります。
プリンターですが、カラープリントは複合機の普及機でもかなりキレイなプリントを出してくれます。モノクロを本格的にやるには高級機を進めます。ちなみにモノクロで有名なのはエプソンPX-5600です。私はキヤノンPro9000を使っています。ちなみに複合機のキヤノンMP990でもかなりきれいなモノクロを出すことができます。
Q2.お店に頼む場合、割安でしょうか?
これも頻度によると思いますが、月例で毎月プリントするならプリンターを買った方がいいと思います。
Q3.コンテストに応募するプリントのサイズはどうしてますか? また、そのサイズに決めている理由は?
プリントはほとんどA4で出しています。これより小さいと見映えがしません。コンテストは競う場なので、小さいのは不利と考えるべきです。A3は迫力がありますが、コンテストによっては受け付けてもらえません。また、郵便ポストにも入りませんので。経済的にもA4が優れています。私はキヤノン写真用紙・光沢 ゴールドを愛用しています。100枚パックを買いますが、3000円ほどです。いろいろ試しましたが、コストと性能のバランスがずば抜けていいと思っています。個人的な感想ですが、当方のプリンタ(Pro9000)でモノクロをプリントする場合、高級な用紙よりもこちらの方が整ったプリントができるように思います。

Q1.プリンターはやはり高い機種を買えば、お店に頼むより、奇麗?なのですか?
A1.店とプリンターで出したものと、どちらがキレイかといえば一概には言えません。技術がなければお店の方がきれいといえますが、微妙なトーンを追究するとなれば自分でプリンターからとなります。
また、お店もアルバイト店員がやっているような店ではコンテスト応募にふさわしいプリントは難しいと思います。キタムラのような写真に詳しい店でプリントすることをすすめます。最近はネットで注文、配送もしてもらえるので私も何度か利用したことはあります。
プリンターですが、カラープリントは複合機の普及機でもかなりキレイなプリントを出してくれます。モノクロを本格的にやるには高級機を進めます。ちなみにモノクロで有名なのはエプソンPX-5600です。私はキヤノンPro9000を使っています。ちなみに複合機のキヤノンMP990でもかなりきれいなモノクロを出すことができます。
Q2.お店に頼む場合、割安でしょうか?
これも頻度によると思いますが、月例で毎月プリントするならプリンターを買った方がいいと思います。
Q3.コンテストに応募するプリントのサイズはどうしてますか? また、そのサイズに決めている理由は?
プリントはほとんどA4で出しています。これより小さいと見映えがしません。コンテストは競う場なので、小さいのは不利と考えるべきです。A3は迫力がありますが、コンテストによっては受け付けてもらえません。また、郵便ポストにも入りませんので。経済的にもA4が優れています。私はキヤノン写真用紙・光沢 ゴールドを愛用しています。100枚パックを買いますが、3000円ほどです。いろいろ試しましたが、コストと性能のバランスがずば抜けていいと思っています。個人的な感想ですが、当方のプリンタ(Pro9000)でモノクロをプリントする場合、高級な用紙よりもこちらの方が整ったプリントができるように思います。

この前、撮り歩きをしていた日。それほどの距離を歩いていたわけではにはずなのだが、足のだるさを感じた。いかん、この程度で座りたいと思うようでは、いいスナップを撮ることなんてできない。足腰が弱ってきているのかもしれない。
明日から通勤電車片道約40分、行きも帰りもできるだけ座らないようにしよう。
明日から通勤電車片道約40分、行きも帰りもできるだけ座らないようにしよう。
キヤノンフォトサークル(会員用会報誌)の6月号コンテスト総評で、審査員の齋藤康一先生がこんなことを書かれている。
「~写真というものは、何も考えずに気軽に撮った方がよい作品が生まれることが往々にしてあります。・・・」
これは写真のおもしろいところで、偶然性を味方にしないと作品が完成しないスナップなどではとくに言える。いっぽう、万事に共通していえることで「肩に力が入っているとダメ」ということも含まれていると思う。達人はその力の入れ方をよくわきまえているんだろうな。
「~写真というものは、何も考えずに気軽に撮った方がよい作品が生まれることが往々にしてあります。・・・」
これは写真のおもしろいところで、偶然性を味方にしないと作品が完成しないスナップなどではとくに言える。いっぽう、万事に共通していえることで「肩に力が入っているとダメ」ということも含まれていると思う。達人はその力の入れ方をよくわきまえているんだろうな。
昨日の撮影は尼崎から大阪市此花区にかけての湾岸を撮ってまわっていたのだが、
出来としてはまだまだ。素材として、もっと掘り下げていけそうな気がする。
広い空間が多いので、間延びしないように気をつけなくては。
出来としてはまだまだ。素材として、もっと掘り下げていけそうな気がする。
広い空間が多いので、間延びしないように気をつけなくては。
昨日の撮影PART2が新世界だったのだが、PART1は帝塚山音楽祭に行ってみた。万代池が大賑わい。
逆に人が多すぎて撮りづらいほど。こういうときは、メイン会場を外れて一歩街に入ると、思わずいい出会いがあったりする。
逆に人が多すぎて撮りづらいほど。こういうときは、メイン会場を外れて一歩街に入ると、思わずいい出会いがあったりする。
美観地区のような有名観光地は、夜撮ろうが昼撮ろうが誰が撮ろうが、
結局同じような写真になってしまうことが多い。
なので、やはりこんな商店街に魅力を感じたりする。
そこには生活感があるから。夜の静かな街は独特の空気感がある。
それにしても三脚なしで撮れるのはありがたい。
この先も、技術の進歩を享受して撮れなかったものを撮っていきたい。
PHOTO:D90
結局同じような写真になってしまうことが多い。
なので、やはりこんな商店街に魅力を感じたりする。
そこには生活感があるから。夜の静かな街は独特の空気感がある。
それにしても三脚なしで撮れるのはありがたい。
この先も、技術の進歩を享受して撮れなかったものを撮っていきたい。
PHOTO:D90
日本カメラ5月号カラープリントの部で銀賞のコメント。小林紀晴先生はとても好きな写真と前書きした上で「コンテストではとても不利な写真です」と書かれている。総評のところでも当方の作品を取り上げていただいたのは、コンテストの限界を読者に伝えようとされているのではないか。すなわち、争う場のコンテストではどうしてもインパクトの強い写真が有利になる。個展や写真集向きの写真はいい写真であっても上位入賞しにくいと解説されていることを自分も常々感じていることで、先生からそのようなことを言っていただくだけで勇気づけられる。作品づくりの方向性がけっして間違っていないと、先生の言葉が深く染み渡る。
この土日は撮影には行かずコンテスト応募用のプリントをこなす。A4で30枚以上プリントするのでキヤノン・ピクサスPro9000のインクも激しく減る。
それより、余白部にスジが出るようになってきた。コンテスト応募の場合、上下左右はそれぞれ2~3cmの余白を設定している。プリント部ではなく余白部分なので直接問題はないのだが、余白部ということは目詰まり等ではないのでクリーニング等で解消するものでもなさそう。毎月A4で50枚以上プリントとかなり酷使しているので、そろそろガタがきたかな? 予備インクを大量にストックしているので、なんとかがんばってもらわなければ。
PHOTO:D90
それより、余白部にスジが出るようになってきた。コンテスト応募の場合、上下左右はそれぞれ2~3cmの余白を設定している。プリント部ではなく余白部分なので直接問題はないのだが、余白部ということは目詰まり等ではないのでクリーニング等で解消するものでもなさそう。毎月A4で50枚以上プリントとかなり酷使しているので、そろそろガタがきたかな? 予備インクを大量にストックしているので、なんとかがんばってもらわなければ。
PHOTO:D90