すでに既出の内容も多く新鮮さは無かったが、スマートデバイスがフォルダやデータファイルというパソコンが持っていた概念を持ち込まないことや、電話帳やアドレスなどの情報もソフトごとに管理するのではなく、1ユーザーでひとつ共通のものを使うという設計思想を持っているという点は目から鱗ではあった。
本書のポイントとしてはスマートフォンやタブレットの普及とクラウド連携などの進化と、Facebookをはじめとするソーシャルメディアがコミュニケーションにも大きな変化をもたらしており、生活者の行動に大きな変化が起きていることと、今後その変化に合わせて様々なコンテンツビジネスも変化を求められていること。
好機と考えれば、より多様なサービスや情報をモバイルネットワークを通じて提供できる状況になってきていることがある。とはいえ今読んで特に新しい内容でもないので、前提知識がまったく無い人が体系的にスマートフォン関連情報を知るにはいいかもですね。
これからスマートフォンが起こすこと。