一足違いでバスに乗り遅れてしまい、がっかり!
この時間帯はバスの回数が少なくて、何と次の発車時刻は45分後。
ならば電車で (電車は12分間隔) と新浜松駅に向かおうとしたのだけれど・・・
「まぁいいや」 結局、思いとどまって次のバスを待つことにした。
バスターミナル の椅子に腰を下ろしてのんびりと時を過ごした。
「息子が北海道に行っててねぇ、夏休みには帰って来るけどさ・・・」
「わたしゃ毎日屋敷の掃除をしてるだに、嫁がなんにもやらんもんで・・・」
二人のお年寄りが大きな声でそれぞれに自分のことを言っている。
お互いに耳が遠いようでどうも会話が成り立たない。 それでもお話は
延々続いていた。
聞くともなしに聞こえたのだけれど、お年寄りたちは偶然にあの場所で
会ったらしい。 懐かしさのあまり話が弾んだようで。
明るい表情が印象的だった。
バスを待つ間のひとときのこと。