「枯れ蔓に一つ咲きたる朝顔の色しらじらと秋深みゆく」
昨日、
道すがら色褪せた朝顔が一輪風に揺れているのを見た。
肌寒くなったこの時期にまだ咲いているなんて、 夏の
名残のその一輪が妙にいとおしく、物寂しくもあった。
我が家では主人が丹精して育てた菊が咲き揃いつつあり、
満開が楽しみな今日この頃である。
ところで、
同級生のS子さんが亡くなったと知ったのは、たった今。
葬儀は一昨日だったという。 青天の霹靂!!
知らせてくれたK子さんによれば、今年6月頃に入院して
手術を2回受けたけれど 「癌より悪い病気で、効く薬も
ないんだって」 ということだった。
癌より悪い病気って、一体何だろうか。
すでにクラスの女性の半数が身罷られてしまい、本当に
寂しくなった。
明日は我が身か。
それ故わたしは前向きに、悔いのない過ごし方をしたい、
と日々思うのである。