涼しさの罪

　今は8月である。
　ついこの前まで、暑い→頭がぼーっとする。という関係が成り立っていた。それがこのところ急に涼しくなり、朝晩どころか、日中も秋めいてきた。
　すると、暑い―ぼーの関係が変化してくる。
　涼しい→眠い。という関係である。
　なにせ、南日本海人、早寝とはいうものの、それに見合った早起きである。昨日など、3時40分起きだ。睡眠時間は確保しているとはいうが、元来、ロングスリーパーである。
　昼間の眠気はともかく、夜の本格的な眠気が来る時間帯が、早くなった。下手をすると、8時過ぎにはもう、体が、「そろそろ寝る準備に入ってもいいよ」と言ってきた。9時になると、「もう寝ましょうよ」と要求してくる。
　だんだんと、体が、枝廣さん体質になってきているのだ。そのうちに8時にはばたんと熟睡し、2時にがばっと起床ということになったりするのかもしれない。
　その上にこの涼しさだ。春の眠りは暁を覚えないほど気持ちがよいというが、秋の眠りもそうである。夏場でバテた体を回復しようとするから余計に求眠度（？）は高い。
　そんな中で一つだけ気づいたことがある。昼食の後に、午睡を２０分ほどするのだが、この昼寝をするととてもすっきりするのである。というよりも、この一眠りをするとしないとでは、午後からの眠気が全然違う。
　この昼休みの一眠りで、午後からもなんとか活動することが出来るのである。
　ただ、涼しいのでいくらでも眠れそうな気がするが、昼寝は２、３０分以内に限る。それ以上寝ると頭がぼんやりするのである。
　涼しさもまた罪である。